「大学の世界展開力強化事業~中南米等との大学間交流形成支援~」(LAP)

「大学の世界展開力強化事業~中南米等との大学間交流形成支援~」(LAP)

2015年、文部科学省は、国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力を強化する「大学の世界展開力強化事業」において、中南米等の大学との教育連携プログラムを構築する日本の大学に対し支援を行うことになりました。

この事業に、上智大学・南山大学・上智大学短期大学部3大学合同の構想「人の移動と共生における調和と人間の尊厳を追求する課題解決型の教育交流プログラム」が採択されました(採択件数:8件10大学/申請件数:25件32大学)。これにより、上智大学は本プログラムを「LAP (Sophia-Nanzan Latin America Program) 」と名付け、中南米と日本の学生が共に学び、自らの学問分野に立脚しながらも、多角的な視野で問題の解決に向けて協働できる人材の養成を目指してきました。

具体的には、上智大学・南山大学・上智大学短期大学部が中南米諸国との間に築いてきた教育・研究両面での実績を基盤に、ブラジル、メキシコ、ペルー、チリ、コロンビア、アルゼンチンの6 か国13 大学と連携する新しい留学プログラムを開発しました。学生は、留学先大学での講義による言語や文化の修得に加え、現地でのインターンシップ体験、日系人社会を対象としたサービスラーニングなど留学先での幅広いプログラムに参加することができました。また、長期留学以外にも、夏期・春期休暇中に実施する短期プログラムや、上智大学での特設科目など多層的な学びを提供しました。

2019年度に総括シンポジウムを開催し、文部科学省事業は終了しましたが、上智大学では交換留学の一プログラムとして、LAPを2020年度以降も継続して実施することを決定しました。その他、持続可能な形で特設科目や短期プログラムを継続します。

学生が参加できるプログラムについては、こちらもご参照ください。


詳しくはLAP専用サイトをご覧ください。

■□■□■□■□文部科学省「大学の世界展開力強化事業(中南米諸国)」事後評価でS評価を獲得■□■□■□■□■□

2019年度末で事業期間が終了した、本学と南山大学、上智大学短期大学部の3大学連携プログラムであるこの「人の移動と共生における調和と人間の尊厳を追求する課題解決型の教育交流プログラム」(Sophia-Nanzan Latin America Program、以下LAP)は、2021年3月18日に事後評価が公表されました。
今回の評価は、事業全体の取組状況や目標の達成状況、今後の持続的な展開の見込といった評価対象項目に加えて、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、オンラインによる交流も一部実績に含めるなどの措置が講じられ、LAPは、5段階評価で最も高い「S(事業計画を上回る成果を上げており、事業目的は十分に達成された)」評価を得ました。S評価を得たのは、採択大学全8大学のうち、本学を含めた4校となりました。
国内連携3大学それぞれの強みを活かしたマルチキャンパス学修が実施された点や、目標を上回る派遣・受入実績をあげた点、また質の保証とプログラム構築の工夫や、インターンシップ受入先機関・企業等と協働してプログラムの質の向上に努めた点が評価されたポイントとなりました。また、短期留学が長期留学の動機付けなり、さらなる留学促進につながっていることや、本事業により新設した特設科目が、スペイン語・ポルトガル語で本学の学生と交換留学受入生が共に学ぶことができる授業として、事業期間終了後も持続可能な形で継続開講していることから、補助期間終了後もプログラムの自走化と発展が期待できる点も評価いただきました。
補助事業期間は終了となりましたが、本学ではLAP留学プログラムの継続を決定しており、今後もますますの中南米地域との学生交流の発展を目指します。

詳細の評価結果は、日本学術振興会(大学の世界展開力強化事業プログラム委員会事務局)のウェブサイトで公開されています。

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