RAKUGO to the World ~日本の落語を世界へ~(2021年度秋学期開催)

秋学期がスタートしたばかりの10月初旬、落語家の立川志の春さんにご出演いただき、交換留学生を対象にしたオンライン落語イベントを開催しました。
当日は台風の影響で、あいにく東京の夕方の空は大雨の悪天候でしたが、世界各国からオンラインで参加した学生の画面越しには窓から綺麗な朝日が差し込んでいる様子もうかがえて、海を越えて繋がっていることを実感できるイベントとなりました。

志の春さんによる交換留学生向けのオンライン落語は2020年度の秋学期から始まり、今回が3回目。毎回、世界の留学生に英語で日本の笑いを届けてくれます。
一席目の「転失気」は、留学生が皆それぞれのお国のスタイルで大笑い。文化が違っていても、「転失気」のような笑いのツボは世界共通のようです。お噺の合間に、重宝する日本語「すいません」についての説明もあり、テンポの良い説明に、こちらも笑わずにはいられませんでした。
二席目の「時そば」で登場する、蕎麦をすするという日本独特の文化についても、志の春さんが最初に丁寧に説明してくださり、落語を通して日本文化の新たな一面に触れることができました。

多くの留学生が日本に入国できない状況の中、時差の問題を抱えながらオンラインでの授業履修を開始した留学生ですが、今回のイベントで日本の落語に触れ、みんなで一緒に笑うことで、日々の疲れを忘れてリフレッシュできた様子でした。

上智大学 Sophia University