理工学部 | 教育研究上の目的、人材養成の目的、3つのポリシー

〔教育研究上の目的〕

基盤となる専門分野の知識を習得するとともに,多様化した現代社会が抱える諸問題の解決に資するため、文理融合教育によって異分野を客観的に見ることのできる幅広い教養,すなわち「複合知」を身につけること

〔人材養成の目的〕

専門分野とともに「複合知」を習得し、多様化した現代社会が抱える諸問題を解決するために、幅広い視野から「科学・技術の発展」に貢献できる人材を養成すること

〔ディプロマ・ポリシー〕

本学部は、キリスト教ヒューマニズム精神を理解した上で、多様化する現代社会の抱える科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する能力を備えるとともに、高い想像性ならびに創造性に根差した独創的な研究を推進し、科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を各学科で定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。

〔カリキュラム・ポリシー〕

本学部では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。

  1. 学生が共通に履修すべき講義中心の理工学部共通科目Ⅰ群,Ⅱ群により,科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力を修得させる。
  2. その上で,演習や実験科目を多く取り入れた学科コア科目により専門的な能力を身につけさせ,さらに専門性の高い講義科目から編成されている専門科目により独創的な研究を推進できる能力を修得させる。
〔アドミッション・ポリシー〕

本学部は、国際的に多様化する現代社会が抱える科学・技術に興味や関心を持つ学生を求めています。
The Faculty of Science and Technology is seeking students who are interested in science and technology in today’s internationally diversified society.

  1. 科学・技術に関する専門科目を学ぶにあたり、数学、理科、英語についての知識・教養を身に付けている者。
    Those who have acquired knowledge and basic abilities in mathematics, natural science, and English, which are required for learning specialized courses in science and engineering
  2. 科学・技術に関する諸問題について、論理的な思考力、幅広い視野およびコミュニケーション能力を持つ者。
    Those who are logical thinkers, possess a broad perspective, and have strong communication skills to deal with various problems in science and technology
  3. 科学・技術に関して、探究心が旺盛で自然現象の解明や新たな技術革新に意欲を持つ者。
    Those who have an inquiring mind and are eager to unravel the mysteries surrounding natural phenomena and/or create technological innovations in science and technology

理工学部 各学科の教育研究上の目的、人材養成の目的、3つのポリシー

理工学部 物質生命理工学科

〔教育研究上の目的〕

物理学、化学、生物学、環境学、材料科学などの学問分野を融合的に学び、原子・分子から高分子、生命現象にわたる物質の基礎を理解し、応用・展開する能力を養うこと

〔人材養成の目的〕

新しい概念の物質や技術の創成に貢献するために、新しい物質観と生命観を備え、かつ、地球環境と科学技術の永続的な融和を担える人材を養成すること

〔ディプロマ・ポリシー〕

本学科では、自然と融合した物質観と生命観および広い視野に基づく複合知を身につけた人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。

  1. 自然科学分野の基礎を理解し、科学技術に対する安全・倫理観
  2. 物理学、化学、生物学の基礎を土台として、物理、化学、生命現象を理解する能力
  3. 物質・生命の基礎を体系的にとらえ、原子・分子から高分子、生体分子にわたる物質の創成と技術開発に貢献する能力
  4. 学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を修得し、物質とナノテクノロジー、環境と生命の調和、高機能材料の創製に結びつく理工学における課題解決に貢献する能力
〔カリキュラム・ポリシー〕

本学科では、ディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。

  1. 理工共通科目I群科目を通して、自然科学分野の基礎を理解し、科学技術に対する安全・倫理観を修得させる。
  2. 理工共通科目II群科目を通して、物理学、化学、生物学、情報学、数学など自然科学全般の基礎を学修させる。同時に、科学技術英語を通して、英語で理解・表現する能力を修得させる。
  3. 物質・生命に関する学科コア科目(物理学・化学・生物学分野の講義と実験科目)を通して、原子・分子から高分子、生体分子にわたる物質の創成と技術開発に貢献できる能力を修得させる。
  4. 物質とナノテクノロジー、環境と生命の調和、高機能材料の創製に関する高度な学問的内容(学科専門科目)を学修させ、応用・展開する分野、学際的な分野、および実社会に繋がる課題解決方法を修得させる。
  5. 少人数教育体制のもと、卒業研究およびゼミナールを通して先端分野を理解するとともに、成果発表を行い、研究者としての素養を修得し、学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を修得させる。
〔アドミッション・ポリシー〕

本学科は、自然科学における諸現象の解明や新たな物質の創成と技術開発への貢献を可能にする学生を求めています。科学・技術と地球環境の融和に関心を持ち、自然と調和した物質観・生命観を構築することに意欲を持つ学生を求めています。

  1. 高等学校の数学、理科、英語の授業内容を十分に理解している者。
  2. 論理的な思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力を持つ者。
  3. 自然科学に強い興味をもち、諸現象の解明、新たな物質の創成や技術開発への貢献に意欲を持つ者。

【英語コース】

The Green Science Course seeks students who have a strong desire to tackle environmental issues by elucidating various phenomena in natural science and creating new materials. They also should be interested in the harmony of science and technology with the global environment.
本学科は、自然科学における諸現象の解明や新たな物質の創成と技術開発に基づいて環境問題への取組に意欲を持つ学生を求めています。科学・技術と地球環境の融和に関心を持つ学生を求めています。

  1. Those who well understand high school level mathematics, science, and English.
    高等学校の数学、理科、英語の授業内容を十分に理解している者。
  2. Those who have logical thinking ability, a broad perspective, and communication skills.
    論理的な思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力を持つ者。
  3. Those who show keen interest in natural science and the global environment as well as eagerness toward the elucidation of various phenomena, the creation of new materials, technological development, and grappling with environmental issues.
    自然科学と地球環境に強い興味を持ち、諸現象の解明、新たな物質の創成や技術開発と環境問題への取組に意欲を持つ者。

理工学部 機能創造理工学科

〔教育研究上の目的〕

物理学、数学への深い理解を基礎に、材料、デバイス、エネルギー、機械、システムに関する知識を習得することによって、まったく新しい価値や機能を生み出す能力を養うこと

〔人材養成の目的〕

科学技術上の諸問題の解決に貢献するために、幅広い教養とゆるぎない専門知識を背景に、柔軟な発想でそれらを応用・発展させることのできる人材を養成すること

〔ディプロマ・ポリシー〕

本学科では、科学・技術に関する確固たる基礎知識を持ち、新たな物理的価値観の獲得や機能の創造に繋がる独創的技術の開発に貢献できる人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。

  1. 自然科学分野などの理工学の基礎を学ぶことにより、科学・技術の諸問題に対応する幅広い能力
  2. 物理学、機械工学、電気・電子工学を体系的に学ぶことにより、新たな物理的価値観の獲得や機能の創造に貢献する能力
  3. 「エネルギーの創出と利用」、「物質の理解と材料・デバイスの創成」、「ものづくりとシステムの創造」の切り口で物理学、機械工学、電気・電子工学を学ぶことにより、独創的技術の開発に貢献する能力
  4. 学修した内容を理論・技術的に応用展開することにより、科学・技術の諸問題を解決する力を身につけ、独創的な研究を推進し、科学・技術のさらなる発展へ貢献する能力
〔カリキュラム・ポリシー〕

本学科では、物理学や数学への深い理解を基礎に、「機械工学」、「電気・電子工学」、「物理学」の学問体系と「エネルギーの創出と利用」、「物質の理解と材料・デバイスの創成」、「ものづくりとシステムの創造」というキーテーマを融合した知識(複合知)を身につけ、社会に貢献する能力の養成を目指しています。これにもとづいたディプロマ・ポリシーに沿って、次のようにカリキュラムを編成しています。

  1. 全学共通科目と語学科目を通して、幅広い教養やグローバルな視野を広げる科目、英語科目、キリスト教的ヒューマニズムを理解する科目を学修し、国際化の進展に対応できる素養を修得させる。
  2. 理工共通科目Ⅰ群を通して、科学・技術の諸問題に対応する幅広い能力を養成するため、物理学、化学、生物学など自然科学全般、および数学、情報学など理工学の基礎を修得させる。
  3. 物理学、機械工学、電気・電子工学などに関する理工学の基礎を幅広く学び、さらに学科コア科目および学科専門科目などの講義および実験・演習科目を通して、物理学、機械工学、電気・電子工学分野の中から希望の分野を選択し、それぞれの分野をより体系的に修得することで、新たな物理的価値観の獲得や機能の創造に貢献できる能力を養成する。同時に、英語で理工学の基礎を理解するために、科学技術英語を修得させる。
  4. 学科コア科目および学科専門科目などの講義・実験・演習科目を通して、「エネルギーの創出と利用」、「物質の理解と材料・デバイスの創成」、「ものづくりとシステムの創造」の切り口で講義と実験・演習科目を選択することも可能とし、実社会において物理学、機械工学、電気・電子工学を駆使して応用・展開する学際的な力を修得させる。
  5. 卒業研究を通して、先端分野を理解するとともに、成果発表を行い、研究者としての素養を修得し、学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を修得させる。
〔アドミッション・ポリシー〕

本学科は、幅広い教養とゆるぎない専門知識を背景に、柔軟な発想でそれらを融合し、科学・技術上の諸問題の解決への貢献を可能にする学生を受け入れます。

  1. 高等学校の数学、理科、英語の授業内容を十分に理解している者。
  2. 論理的な思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力を持つ者。
  3. 本学科が担う物理学、機械工学、電気・電子工学を自ら幅広くかつ深く学ぼうとする積極性と、修得した学問・技術によって卒業後に社会へ貢献しようとする強い意志を持つ者。

【英語コース】

The Green Engineering Course is seeking students who have received extensive education, possess solid expertise in relevant fields, and are able to contribute to solving various problems in science and engineering by flexibly making the most of their educational backgrounds.
グリーンエンジニアリングコースは、幅広い教養とゆるぎない専門知識を背景に、柔軟な発想でそれらを融合し、科学・技術上の諸問題の解決への貢献を可能にする学生を受け入れます。

  1. Those who have a good grasp of high school level mathematics, science, and English
    高等学校の数学、理科、英語の授業内容を十分に理解している者。
  2. Those who are logical thinkers, possess a broad perspective, and have good communication skills.Those who are logical thinkers, possess a broad perspective, and have good communication skills.
    論理的な思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力をもつ者。
  3. Those who show enthusiasm in widely and deeply learning physics, mechanical engineering, and electrical and electronic engineering, which constitute the basis of the Green Engineering Course, and who have a strong desire to contribute to society after graduation, using acquired academic knowledge and technology.
    本コースが担う物理学、機械工学、電気・電子工学を自ら幅広くかつ深く学ぼうとする積極的性と、修得した学問・技術を卒業後に社会貢献しようとする強い意志を持つ者。

理工学部 情報理工学科

〔教育研究上の目的〕

情報科学,電子情報学,数学,生物学を基礎とし,人間・通信・社会・数理の情報分野を学び,文理の学際的視点も併せもち,情報を総合的かつ専門的に分析・統合・展開する能力を養うこと

〔人材養成の目的〕

人間や社会に役立つ情報の体系やシステム、新しい情報技術の創成に貢献するために、人間、社会が築いてきた情報、知識、概念を理解・蓄積し、これらを情報技術の活用でより発展させることのできる人材を養成すること

〔ディプロマ・ポリシー〕

本学科では、「情報」を基盤として人間と社会を複合的により深く理解する人材、人間や社会が有する知識・知恵・経験を蓄積し、目に見える情報として整理することができる人材、さらに人間情報・情報通信・社会情報・数理情報の少なくとも1つのテーマについて専門的な知識を有し、それらを有機的に組み合わせ、人間や社会に還元する能力を有する人材の養成を目的として、学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。

  1. 現代社会の広い意味での「情報」に関して、その意味づけや原理・理論さらには社会のさまざまな分野での日常的な応用を理解する能力
  2. 脳や神経、身体、感覚・認知・言語など、人間そのものに関わる情報処理、および、人間支援・教育支援など、人間の活動に関わる情報処理を理解し、人間に関わるあらゆる側面に対応できる能力
  3. 情報通信に関する基礎技術を理解し、情報通信技術の発展にかかわる諸課題を主体的に解決できる能力
  4. IoT、人工知能、データベース、ソフトウェア工学等の情報の生成・活用・蓄積・流通に関わる基礎技術を理解し、最先端情報技術を利活用・創出できる能力
  5. 情報科学を含むすべての現代科学の理解に不可欠な数学の知識を学び、現代社会の情報技術におけるさまざまな問題を主体的に解決できる能力
〔カリキュラム・ポリシー〕

本学科では、情報科学・通信工学・数学・生物学を基礎とし、人間・通信・社会・数理の情報分野を複合的に学習し、また文理融合的視点もあわせもち、情報を総合的かつ専門的に分析・統合・展開する能力を養成することを目指しています。これにもとづいたディプロマ・ポリシーに沿って、次の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。

  1. 全学共通科目、語学科目、キリスト教的ヒューマニズム等を理解する科目を履修させ、国際化の進展に対応できる基礎的能力を修得させる。また、現代科学を理解するために共通に必要な基礎学力を講義、演習、実験を中心とした共通科目を通じて、主に1,2年次の間に修得させる。
  2. 人間における脳や神経活動、感覚情報など、人間を理解するための科目から、人間の体や活動の計測、福祉や教育への応用も視野に入れた科目を通じて、科学的側面と工学的側面の両方を学び、学際・融合的な知識を修得させる。
  3. 情報通信技術に関するソフトウェアおよびハードウェアについて、システムの構成要素からそれらの統合に至る幅広い技術分野を網羅する複数の基礎的科目を通じて、通信システム全体を把握した上で専門的な技術を学び、情報通信技術者に必要な基礎を修得させる。
  4. 社会に存在する情報をコンテンツとして生成・活用・蓄積・流通させることに関連する諸技術を体系的に理解するため、工学的基礎的科目から社会学的視点も取り入れた応用科目を通じて、最先端情報技術の利活用と創出を担う人材育成に必要な能力を修得させる。
  5. 全ての情報分野における基礎的理論を理解するため、数学の基礎科目を通じて、最低限の知識を学生全員に身に付けさせる。また大学院において数学を研究することをめざす学生が専門的な現代数学科目を通じてその知識を修得させる。
〔アドミッション・ポリシー〕

本学科では、幅広い教養とさまざまな分野で活用されている情報に関する専門知識を修得し、それらを融合・応用・発展させることのできる人材を求めています。科学技術とそれを支える基礎学問、人間・社会に関する「複合知」の構築を背景に独創性を持って、未来の社会を構築することに意欲をもつ人材を求めています。

  1. 情報科学・通信工学・数学・生物学を学修する前提となる確かな基礎学力を持つ者。
  2. 学問に関する問題発見および課題解決に必要な論理的な思考力や幅広い視野、コミュニケーション能力を持つ者。
  3. 人間・通信・社会・数理の情報分野を複合的に学習し、現象を理解する原理の解明、新たなシステムの構築や技術開発への貢献に意欲を持つ者。

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