社会学科 渡邉 日奈子 (カリフォルニア大学デービス校<アメリカ>)

海外短期語学講座

私がこのプログラムに参加しようと思ったきっかけは、異国の文化や習慣を体感しつつ英語を日常的に使って生活したいという贅沢な思い故です。自分を”強制的に英語を使わなければならない場”に追い込みたいという気持ちがありました。何より、ホームスティや向こうの大学での勉学を通して新しい発見をしたいと思いました。

私が参加したUCD(University of California, Davis)コースはカリフォルニア大学デービス校に1か月通うプログラムです。デービスはアメリカの中ではとても治安が良い地域として有名な場所です。放課後には安心して自転車でダウンタウンに遊びに出かけることができ、お土産をたくさん買うことができました。自転車は大学内の移動にも頻繁に利用しました。デービス校はとても広く、ジムやプール、カフェなどの設備が充実しています。ただ自転車盗難は多いと感じたので施錠に注意しました。

留学するにあたって心掛けていたことがあります。それは、自己管理に注意しつつ可能な限りの体験を全力で行う、ということです。私が留学を通して最も貴重な体験として印象深いことは、留学プログラムの最終日に行われたGraduation CeremonyにおいてGraduation Speechを任されたことです。現地の先生と雑談していたところ、スピーチをしてみないかと誘われました。人前で話すことはあまり得意ではないため最初は戸惑いましたが、あとで後悔したくない、チャンスはきちんと活かしたいと思いスピーチすることを決めました。ほんの一瞬の恐怖よりも、成し遂げた後の達成感の方が強く長く残ると信じていました。また、同じくGraduation Ceremonyでインドネシア人の留学生を中心に企画されていたskit(寸劇)にも誘われ、演技力に自信はないしやはり人前に出る恐怖はありましたが、参加させてもらいました。今では自信をもってあの時の決断は正しかったと言えます。

たかが1か月されど1か月。私も正直行く前は1か月で何を得られるか想像できませんでした。しかし、積極的に物事に挑戦すれば意外といろんな体験ができます。また、1か月であっても築いた友情は帰国後も続いています。skitに誘ってくれたインドネシア人の親友が近々日本に観光に行くので案内してほしいと紹介されました。もちろん了解し、今度会う予定です。もし留学に迷っていて、家族が了承してくれるのであれば、私は行くことを進めます。どんなに短期間であっても、やる気次第でその後の人生が変わるくらい貴重な体験ができます。保証します。

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