国際教養学部国際教養学科3年(実習先:独立行政法人国際協力機構)2024年度参加

大学3年の夏休みの間、独立行政法人国際協力機構(JICA)にて10日間のインターンシップを経験しました。JICAは日本の政府開発援助事業(ODA)の実施機関であり、世界の開発途上国に社会・経済・教育の多方面で資金的および技術的な支援を行っている組織です。JICAは、私の出身国のモンゴルにも国際空港、校舎、病院など様々な事業を展開しているので昔から聴き慣れた名前でした。大学の授業で開発経済に関心を持ち、途上国の貧困問題、社会問題について勉強していた時にJICAやUNDPなどの存在が、その国の発展にとても重要な役割を果たしていることを知り、日本のODA実施機関であるJICA東京センターでのインターンシップに関心を持ちました。JICAの国内外の様々な事業について知識を深める他に、会議の議事録を取ったり、JICA東京センターで滞在していた研修員と交流したり、センターの施設の有効活用策を提案したりするなど実践的な経験の機会も多く、有意義な10日間を過ごしました。

初めて学内のインターンシップ科目を履修しましたが、事前講義や事後講義、レポートなど通常の授業に匹敵するような責任感と達成感がありました。そして、事後報告で担当の先生がおっしゃった言葉は、今でもはっきりと覚えています。それは、大学でどんな専攻をしたとしても、社会人になって最も役に立つスキルは、情報を多角的に分析し、他者に対する想像力と共感力を持ちながら、意見や推論を明瞭に伝える力であるということです。

インターンシップ科目は、学生のうちに働くことの意味や興味ある分野について知識を深めるために非常に有意義な機会なので、在学生の皆さんも入学予定の皆さんも、ぜひ早いうちからこの貴重な機会を活用してください。