文学研究科文化交渉学専攻の3つのポリシー
文学研究科文化交渉学専攻のディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー及びアドミッション・ポリシー
文化交渉学専攻(博士前期課程)
〔ディプロマ・ポリシー〕
本課程では、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
- 修士論文の作成にあたって、先行研究を十分にふまえ、既存の学問領域の枠にとらわれずに、適切なテーマを設定する力
- テーマ設定に基づき、その解決のために必要な資料を読解し分析する能力
- 緻密な分析、論旨の整備等がそなわった明快な論文を作成する力
〔カリキュラム・ポリシー〕
本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、多元文化相互の接触や交渉に、幅広い観点から目を向けるよう、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。
- 異文化をどのように捉えるのかをテーマに、さまざまな文化の特質、文化形成の歴史的経緯などを研究する。
- 文化交渉の手段の一つであり、新しい文化創造の契機にもなる翻訳について、文学と芸術の関わりを含めて研究する。
- 諸文化が出会うときに生じる軋轢や、受けとめる様相などを見つめ、新しい文化創造に向かう過程に着目して研究する。
- 研究、論文作成の基本に習熟するために、「論文作成法」を履修し、修士論文作成にそなえさせる。
〔アドミッション・ポリシー〕
本課程は、次のような資質を持つ学生を求めています。
- さまざまな文化に強い好奇心をもち、さらに、各文化間の交渉の様相や、交渉の結果生じる変容等に興味をもつ学生
- 哲学、文学、史学等、文科系の既存の学問領域を越え、或いは、科学技術といった理科系の分野まで含めた幅広い文化のありように関心をもつ学生
- 英語または日本語で、修士論文を作成しなければならないため、論理的思考能力と、当該語学の基礎的な作文能力を有する学生
文化交渉学専攻(博士後期課程)
〔ディプロマ・ポリシー〕
本課程では、学生が修了時に身につけるべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
- 博士論文において、先行研究を十分にふまえ、緻密な分析にもとづき、独自に新しい学説を打ち出す力
- 博士論文の核になる論文を、学会における発表や、雑誌論文への投稿によって、積極的に世に問う力
- 修了後も、研究者としての自覚をもって、必要に応じて海外で活動するなど、研究を深化させる力
〔カリキュラム・ポリシー〕
本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、本専攻の特色を生かした博士論文作成に向けて、資料の読解、テーマの深化、論文作成の要諦などを教授するよう、以下の趣旨を盛り込んだ科目によってカリキュラムを編成しています。
- 前期課程で積み上げた基礎知識や修士論文の成果をふまえて、さらに高度な研究をさせる。
- 開講科目の履修と個別指導を通じ、研究者としての自覚をもたせ、文化創造の基盤となる資料の取り扱いに、さらにみがきをかける。
〔アドミッション・ポリシー〕
本課程は、次のような資質を持つ学生を求めています。
- 修士論文の成果を発展させ、さらに高度な研究を行なって、博士の学位取得をめざす意欲のある学生
- 研究を深めるとともに、常に研究領域の拡大を考えて、新たな視野から国際的な文化理解に資するように努力する学生
- 自己の研究成果を、学会における発表や、雑誌論文への投稿を通じて、積極的に公にする姿勢をもつ学生