神学研究科 各専攻の3つのポリシー
神学研究科 各専攻のディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー及びアドミッション・ポリシー
神学専攻(博士前期課程)
〔ディプロマ・ポリシー〕
本課程では、学生が修了時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。
- 神学を基礎的・中心的研究対象とし、世界的視野の下で、他の思想・文化・宗教との対話の重要性にも注意することができる力
各コースごとには次の力を身につけた者とする
a. 組織神学コースでは、カトリック教会における司祭の養成をはじめ、体系的なカトリック神学を研究する能力
b. 聖書神学コースでは、聖書研究の方法論を研究する能力
c. キリスト教教育コースでは、基礎的な神学理論を踏まえながら、実践的な司牧のあり方について研究する能力
d. 宣教実務者コースでは、教会における奉仕の現場に携わる人材としての能力 - 修士論文および課題研究報告書の作成おいて、論文構成が的確であり、論理展開に整合性・一貫性があり、説得力のある学術論文を作成する力
〔カリキュラム・ポリシー〕
本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、以下のようにカリキュラムを編成しています。
- カトリック神学の伝統に基づいて、キリスト教に関する専門科目を、包括的・展開的に開設する。
- 教義神学、教会史、キリスト教教育、キリスト教文学、聖書神学、聖書釈義、倫理神学、教会法、典礼神学、霊性神学、ギリシア語・ヒブル語などの古典文献学の科目を開設する。
- 基礎的学習の専門性を深めるために、組織神学コース、聖書神学コース、キリスト教教育コース、宣教実務者コースの4コースを設置する。
〔アドミッション・ポリシー〕
本課程は、次のような資質を持つ学生を求めています。
- カトリック神学の基礎を修得し、論理的思考・論述力がある学生
- 英語をはじめ専門分野に関する語学力があり、異文化・国際性に開かれている学生
- 人間の尊厳・基本的人権を適切に認識するとともに、社会正義の理解・実践に積極的である学生
組織神学専攻(博士後期課程)
〔ディプロマ・ポリシー〕
本課程では、学生が修了時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。修了要件を満たし論文審査に合格すれば、これらを身につけたものと認め、学位を授与します。なお、必要要件を満たしている場合には、教皇庁立学位STD (Sacrae Theologiae Doctor) の学位も授与することができます。
- カトリック神学の基礎を踏まえながら、自らの研究テーマを独創的な観点から取り上げ、それを論理的・発展的に提示することができる力
- 西洋において発展したカトリック神学の研究とともに、日本の思想・文化との対話を通して、独自の神学の樹立を目指すことができる力
- 博士論文の作成おいて、論文構成が的確であり、論理展開に整合性・一貫性があり、先行研究を十分に踏まえて、独自性のある高度な学術論文を作成する力
〔カリキュラム・ポリシー〕
本課程では、ディプロマ・ポリシーに沿って、以下のようにカリキュラムを編成しています。
- 研究指導と教育訓練からなる。研究指導では、指導教員の下で博士論文の作成、および学会等での研究発表を指導する。教育訓練は、指導教員、あるいは研究科委員長が適切だと認めた研究科教員の講義・演習科目における、講義実習や演習指導実習によって行う。
- 組織神学、聖書学、実践神学、キリスト教文化の各分野の科目を開設する。
〔アドミッション・ポリシー〕
本課程は、次のような資質を持つ学生を求めています。
- 自らの研究テーマを独創的な観点から取り上げ、それを論理的・発展的に構築し、それを国際的にも提示できる学生
- 基礎的な哲学的素養を修得しているとともに、英語をはじめ専門領域に関する高度な語学力がある学生
- 自らの研究を通して、キリスト教的価値観・意義を、カトリック世界に止まらず、広く一般社会にも提示・貢献できる学生