神学部神学科の角田 佑一 准教授がスポーツ史学会の研究助成に採択

神学部神学科の角田 佑一 准教授がスポーツ史学会の「2025年度スポーツ史学会研究助成」に3月31日に採択されました

研究課題:「海軍相撲の歴史的研究」

研究概要:
本研究の主題は、近代日本における海軍相撲の歴史を解明することである。海軍相撲はもともと日本海軍で開発された相撲である。海軍相撲の基本的な特徴は、一回の仕切りで「待った」なしで立ち、「押し」を主体とした相撲を取ることである。さらに海軍相撲独自のルール(例、「待った」をしたら負け、同体に見えるときも「取り直し」は決してせずに、常に攻めていた方を勝ちとする、など)や儀礼も発達した。昭和初期に江田島の海軍兵学校において海軍相撲の理論と技術が発展し、海軍兵学校の相撲教師であった花坂吉兵衛が『相撲参考書』(1933年)を編纂して刊行した。『相撲参考書』の中には、海軍相撲の基本精神である「相撲守訓」が示され、海軍相撲の練習法、理論、技術が詳細に説明されている。さらに、花坂は相撲の歴史における海軍相撲の位置づけを行い、職業相撲よりも、海軍相撲こそが古来の日本の相撲の精神を真に体現したものであると宣言し、海軍相撲の歴史的意義を明らかにしている。これまでの近代日本相撲史の研究では、大相撲に関する研究が多く行われてきたが、海軍相撲に関する研究はほとんど行われてこなかった。そのため、本研究では、海軍相撲の歴史を解明し、近代日本相撲史を新たな視点から捉え直すことを目指す。

■研究担当者(所属・職位・氏名):神学部神学科 准教授 角田 佑一
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