実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」を実施しました

欧州国連本部にて

2023年9月1日~10日に、実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」を実施しました。本プログラムは2018年度にパイロットプログラムとして発足し、2019年度より実践型プログラムとして科目化されましたが、2020年度から2022年度はコロナ禍により渡航が叶わず、今回が3回目の渡航(2018年度含め)となりました。

この研修は、ジュネーブに所在する欧州国連本部を含めた様々な国際機関を訪問し、そこでの業務に携わる現役職員から直接講義を受け、質疑応答を通じて各機関の役割や機能を学ぶとともに、国際社会が直面する課題について理解を深めることを目的としています。また、今年度は本学協定校であるGraduate Institute(ジュネーブ国際・開発研究大学院)に3+2プログラム*を利用して留学している本学学生との交流セッションも行われ、参加学生達にとっては、改めて自らの進路を考える機会にもなりました。

*本学3年次終了後、Graduate Instituteにて2年間学び、合計最短5年間での学士、修士号の取得を目指すプログラム。

軍縮会議日本政府代表部小笠原大使によるブリーフィング

学部1年生~4年生、そして大学院生を含めた計25名の参加者は、植木安弘グローバル・スタディーズ研究科教授による指導のもと、国内での事前講義で予備知識を深め、渡航までに自身の研究計画を立てて現地での研修に臨みました。

参加者は7つのグループに分かれ、各グループにセッションの担当が割り当てられました。担当セッションについては特に積極的に質問する姿がみられましたが、担当外の学生からも多く質問の手が上がり、受け身の講義ではなく、連日インタラクティブなセッションが続いていたことが印象的でした。今後、各グループから提出されるレポートをもとに、研修の報告書を作成予定です。完成後はグローバル教育センターで閲覧できるようになりますので、興味のある方はぜひ2号館1階の窓口にお越しください。

UNHCR帯刀 豊様によるブリーフィング

今回の参加者は必ずしも全員が国連職員を目指しているわけではありませんが、共通して“国際社会への意識”が向いている学生たちが集まっており、講義の外でも自身の学生生活や今後学びたい事などを共有し、互いに良い刺激を受けていた様子でした。

非常に国際色豊かで、自然と都会が融合した過ごしやすいジュネーブ街の中で、約1週間、国際機関職員の方々から日々刺激的な講義を受けることができ、本学の特色を現した実践型プログラムを満喫することができました。