実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」を実施しました
2026年9月3日~11日にかけて、今回で8回目の開催となる実践型プログラム「ジュネーブ国際機関集中研修」を実施しました。8学部12学科から参加した25名の学生は、本プログラムを担当する近藤哲生特任教授による事前講義で基礎知識を習得した上で、スイス・ジュネーブに拠点を置く国際機関や日本政府代表部を訪問し、国際社会が直面する様々な課題について学びました。
国際機関の最前線で学ぶ
研修期間中、学生たちは国際連合欧州本部をはじめ、WMO(世界気象機関)、WTO(世界貿易機関)、IOM(国際移住機関)、UNITAR(国連訓練調査研究所)、ICRC(赤十字国際委員会)などを訪問し、現役職員による講義や意見交換に参加しました。
気候変動、移民、人権、貿易、安全保障など幅広いテーマに触れる中で、学生たちは国際社会が直面する課題について、多角的な視点から考える力を養いました。
「正解」を探すのではなく、多様な立場を理解する
日本政府代表部でのブリーフィングで、学生たちは、国際課題に対してアメリカ、中国、グローバルサウスなど様々な立場から異なる見方が存在することを学びました。国際社会には単純な正解があるわけではなく、それぞれの歴史的背景や価値観を理解しながら対話を重ねることが重要であることを実感しました。
※軍縮会議日本政府代表部のウェブサイトで、ブリーフィングの様子が紹介されています。
軍縮会議日本政府代表部/代表部の活動
「黙っていては始まらない」
研修先では多くの職員から、若い世代への期待と激励の言葉が寄せられました。
当初は緊張から発言をためらう学生も見られましたが、訪問を重ねるにつれて積極的に質問し、自らの考えを伝える姿が増えていきました。参加者からは、「国際機関で働くことだけが社会貢献ではないことに気づいた」「自分の進みたい方向性が明確になった」といった声も聞かれました。
本研修では、国際機関の活動を学ぶだけでなく、自分自身が将来、どのような形で社会課題に関わっていくのかを考える機会となりました。参加者は、対話の大切さ、多様な価値観への理解、そして学び続けることの重要性を実感しながら、それぞれの今後の進路や目標について新たな視点を得ることができました。
スイスならではの自然と文化に触れる
研修期間中には、グループ活動としてローザンヌやモントルーへのワンデイトリップを実施しました。
レマン湖沿いを走る列車の車窓からは、広々とした葡萄畑や、アルプスの雄大な山並みを望むことができ、参加者たちはスイスならではの美しい自然を満喫しました。澄んだ空気と美しい湖の眺めは、参加者にとって忘れがたい思い出となったようです。
ローザンヌでは、学生たちがグループごとに市内を散策し、ローザンヌ大聖堂をはじめとする歴史的建造物を訪問しました。湖から旧市街へ続く急な坂道の多さに驚きながらも、街並みや文化に触れ、それぞれが思い思いにスイスの魅力を体験しました。
モントルーでは、レマン湖とアルプスが織りなす風景を楽しみながら、参加者同士の交流を深める機会となりました。ジュネーブ滞在中、毎日目にした美しいレマン湖と噴水も忘れられない景色です。
ジュネーブでの出会いや学びは、参加した学生たちにとって国際社会をより身近に感じる契機となりました。今回得た視点や経験を糧に、これからもそれぞれの場所で社会課題に向き合い、自分らしい形で世界とのつながりを築いていくことを願っています。