2025年度 対日理解促進交流プログラム「MIRAI」の交流イベント開催 ―西バルカン諸国の青年団との対話を通じて平和への理解を深める―

2026年2月14日(土)、外務省対日理解促進交流プログラム「MIRAI」の一環として、交流イベントが四谷キャンパスにて開催されました。本イベントは昨年、一昨年に引き続き実施されたもので、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの西バルカン諸国から来日した青年団14名と上智大学の学生11名が参加しました。

プログラムの冒頭では、総合人間科学部教育学科の小松太郎教授による講義が行われ、平和構築における教育の役割について学びました。特に、小松教授自身のバルカン半島での体験をもとにした視点からのバルカン問題に対するお話はとても興味深いものでした。

続いて行われたグループセッションでは、西バルカン諸国の青年団と本学学生が混成グループに分かれ、活発な意見交換が行われました。戦後教育における過去の戦争の伝え方や、平和や和解のプロセスについてなど、多角的な視点から議論が展開されました。参加者同士が互いの経験や背景に耳を傾け、率直に意見を交わす姿が印象的でした。

その後の各グループによる発表では、過去の紛争から得られる教訓や平和構築に向けた課題など、幅広いテーマが取り上げられました。発表を通じて、参加学生は立場や国境を越えて互いの理解を深めようとする姿勢を共有しました。

セッション終了後、和やかな雰囲気の昼食に続いて、最後にキャンパスツアーが行われ、クルトゥルハイム聖堂や紀尾井亭などを見学しました。本学の歴史や日本の建築文化に触れることで、青年団にとっても印象深い時間となったようです。

本イベントを通じて、異なる文化や歴史的背景を持つ若者が一堂に会し、平和について対話を重ねる貴重な機会が創出されました。参加した学生からは、戦争を経験した国々の視点から平和教育を考える重要性を再認識するとともに、各国における平和構築の共通点や相違点を共有することができたとの感想が多く寄せられました。

上智大学は今後も、このような国際交流の機会を通じて、相互理解の深化と平和構築に寄与する取り組みを積極的に支援していきます。