2026年度実践型プログラム「グローバルリーダーシップ・プログラム」を実施しました

(執筆:上智大学学生代表団)

参加者全員で集合写真

 2026年8月9日~15日にかけて、実践型プログラム「グローバルリーダーシップ・プログラム」が実施されました。 

 本プログラムは、アジア太平洋地域のカトリック・イエズス会系大学が毎年持ち回りで実施している国際教育プログラムであり、2026年度は韓国・西江大学をホスト校として、上智大学からは6名が参加しました。

 2026年度のテーマは Global Citizenship で、国際的な視野と協働力を備えた次世代リーダーの育成を目的としています。サブテーマとして「①Cross-Cultural Activities & Youth」「②Democracy & Social Justice」「③AI & Higher education」の三つが掲げられ、参加者は西江大学(韓国)、輔仁大学(台湾)、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)、サナタダルマ大学(インドネシア)をはじめとした計10大学から学生が集まりました。

 プログラム初日は開会式の後、各大学による大学紹介と Global Citizenship に関するプレゼンテーションが行われました。その後のキャンパスツアーでは、学生が学内を案内してくださり、夜のウェルカムディナーでは参加者同士が交流を深めました。

キャンパスツアーにも交流を深めました。

 2日目は「Korean Democracy」に関する特別講義を受講した後、韓国の国会と国立中央博物館を訪問しました。政治制度や近現代史を現場で学ぶことで、教科書だけでは得られない理解が生まれました。夜のカルチャーナイトでは各大学が自国文化を紹介し、上智大学チームは日本のアイドルカルチャーと kawaii 文化をテーマに「キューティーストリート」の楽曲を披露しました。会場全体が一体となって互いの文化を楽しむ姿から、文化交流が人と人をつなぐ力を持つことを改めて実感しました。

交流もしながら博物館を探索

 3日目のDMZ(Demilitarized Zone(非武装地帯))ツアーでは、第二トンネル、平和天文台、鉄原労働党舎、Y字型つり橋を巡りました。観光地として整備されている一方で、緊張感が残る空気に触れ、平和構築の難しさと重要性を深く考える時間となりました。

 4日目は「Korean Wave」に関する講義を受けた後、大韓民国歴史博物館を訪問しました。侵略、独立、民主主義の獲得などについて、日本以外の視点から学ぶことは新鮮であり、深い学びにつながりました。午後には韓服を着て景福宮を訪れ、伝統衣装を身にまとい壮麗な宮殿を歩く体験を通して、韓国文化への理解が一層深まりました。

異文化体験も充実

 最終日は西江大学パンギョキャンパスで「AI in Contemporary Korea」に関する講義を受け、韓国のAI研究の最前線に触れました。その後の最終プレゼンテーションでは、各大学がプログラムで得た学びをまとめて発表し、閉会式とフェアウェルパーティーでは、育まれた友情と学びを振り返りながら、未来へつなぐ思いを共有しました。

 5日間を通じて最も強く感じたのは、他者とのつながりの尊さです。多様な背景を持つ学生と関わり、コミュニケーションを重ね、価値観を共有する過程で、互いの違いを認め合い、差異があるからこそ尊重し合いながら協働できることを実感しました。こうした姿勢こそが国際協力の根幹であり、あらゆる活動の出発点であると深く感じました。

 また、このプログラムで出会った仲間の存在は、期間限定の交流にとどまらず、今後の人生において自らをグローバル社会と接続し続けるための持続的な原動力になると確信しています。互いの経験や価値観を共有することで生まれた関係性は、これからの学びや挑戦を支える大きな力となるでしょう。

 今回のプログラムを通じて、参加した学生一人ひとりが国際社会への理解を深め、自らのグローバルリーダー像を模索する契機となりました。私自身も、本プログラムに参加した意味を問い続けながら、「地球市民」として社会に貢献できる人材へと成長していきたいと強く感じています。

上智代表団6名で