米州開発銀行副総裁が来校し学長と今後の連携強化について合意

グスタボ・デ・ローサIDB副総裁(右)と曄道学長

2023年3月31日、米州開発銀行(以下「IDB」)の副総裁(財務・総務担当)グスタボ・デ・ローサ氏が来校し、曄道学長、森下グローバル化推進担当副学長と1時間にわたり会談しました。同銀行は中南米・カリブ地域の経済・社会発展に貢献することを目的に1959年に設立された国際開発金融機関で、日本は当時アジアから唯一の加盟国として1976年に加盟しています。会談の中で、デ・ローサ副総裁は現在IDBに在籍する30名余りの日本人職員に加え、ダイバーシティやイノベーションを促進できる日本からの新しい人材の勧誘に期待を寄せているとコメントされました。

 また、今回の会談では、2016年11月に締結された上智大学とIDBの間の「包括的な協力に関する覚書(MOU)」に続き、同銀行への本学学生のインターンシップ派遣に関する取り決めについて実質的な合意がなされました。このことにより、これまでシンポジウム、セミナー等で共有されてきた知識を「実践」の場に転換していく取り組みが進むことになり、本学学生が卒業後に国際社会でのキャリアパスを目指すきっかけとなることが期待されます。本インターンシップについては、2023年度中に第1陣の実習生を派遣することで準備を進めていく予定です。