実践型プログラム「インドの社会経済・人間開発に学ぶ:南インドのケララ州を実例に」を実施しました
2023年8月17日~27日に、実践型プログラム「インドの社会経済・人間開発に学ぶ:南インドのケララ州を実例に」を実施しました。本プログラムは2017年度より実践型プログラムとして科目化されましたが、2020年度から2022年度はコロナ禍により渡航が叶わず、今回が3回目の渡航となりました。
このプログラムは、南インドのケララ州において、経済開発、労働問題、人間開発、環境問題といった地域の抱える特徴や課題について考察し、現地の文化や社会についての理解だけにとどまらず、就労見学などを通じて急成長を遂げているインドを学び、途上国と日本との関わり方について理解を深めることを目的としています。
参加学生9名は事前講義4回に出席し、渡航前にケララ州について大枠を学んだ上で、プログラムに参加しました。午前中は現地の協定校にて講義を受け、午後に関連する施設を見学しました。
プログラム期間中は協定校の学生が日々帯同してくれ、学生交流をすることもできました。
講義後は疑問点を積極的に質問する姿や、学生に実情を聞いて理解を深める姿が見られ、日々の教員と参加学生同士でのリフレクションにおいても、お互いの意見を議論するなかで学びを深めることができていたようでした。
ケララ州の現状を知るとともに日本の現状についてもさらに理解を深める必要があると気付いたという意見もあり、帰国後の学びにつながるプログラムとなったようです。
またケララ州の最大のお祭りであるオーナムの時期に訪れたため、各所でオーナムの雰囲気を感じることができ、学生も現地の衣装を着させていただき、ダンスを披露したり歌を歌ったりとこの時期ならではのケララ州を味わうことができました。