実践型プログラム「AJCU-AP サービスラーニング・プログラム」を実施しました

2023年8月7日~26日に、実践型プログラム「AJCU-AP* サービスラーニング・プログラム」を実施しました。

本プログラムはイエズス会系大学のイグナチオ的教育方針に基づき、「研究と教育の場(大学)」と「(途上国の)地域社会への貢献」を融合させることを目的としたプログラムです。
サービスラーニング・プログラムは、参加学生が「開発(Development)」の知識と経験を共有する場として、学術的探求と、地域社会における実践をリンクし、機能するように設計されています。

今年はタイ・チェンライにて、2019年度以来4年ぶりに実施となり、計7か国から全9校(本学含む)が参加しました。

参加者全員で行ったミサの様子

今年度のテーマは「RIVER, MOUNTAIN, PEOPLE:THE ART OF BEINGS(Discernment and Peace)」。

プログラム期間中はチェンライに立地するXavier Learning Communityに滞在し、メコン川流域の訪問や、北部タイ地域における少数民族、山岳民族の教育環境改善のために活動をしている方々の話を聞きに行った他、少数民族であるカレン族の村にホームステイをするなどの活動を行いました。
少数民族や移民労働者の生活や苦悩を直に聞く事で、タイ社会における弱い立場とされる方々、ひいては世界が直面する課題についての理解を深めました。

タイ北部少数民族の教育環境を改善するために活動されている方からお話を聞いている様子

実践学習に加え、数日おきにそれらの体験をリフレクション(=内省・振り返り)することで、活動を通じて自身が感じたこと考えたことなどを参加者同士で共有する機会も多く設けられました。

XLCでの食事は、バイキング形式。タイ料理を存分に味わいました。
仏教の施設を訪問し、瞑想の仕方を教わる体験学習も。仏教国タイならではの体験と言えるかもしれません。

プログラムの最終日には、参加校それぞれが自国の伝統衣装を着てパフォーマンスを行い、3週間に渡るプログラムが終了しました。

本プログラムは参加校が毎年持ち回りで主催校となって実施されています。

来年度は東ティモールにて実施される事が決定しており、多様な文化に触れながら自身の学びを深める事ができます。 イエズス会大学としての本学ならではのプログラムの1つですので、興味のある方は来年の4月以降の募集をご確認ください。

* AJCU-AP(アジア-パシフィック イエズス会大学連盟)は、アジア太平洋地域のイエズス会系大学のネットワークです。 https://ajcu-ap.org/