実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」を実施しました
春期休暇中、2024年2月23日~3月3日の期間、実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」がニューヨークで実施されました。9回目となった今回のプログラムには、学部生、大学院生あわせて22名が参加しました。
本研修は、多岐にわたる国連の仕事について、実際に業務に携わる現役の国連職員から直接講義を受け、国連の役割や機能を学ぶとともに、国際社会が直面する課題について理解を深めることを目的としています。
植木安弘グローバル・スタディーズ研究科教授による国内での事前講義やプレセッションを経て、学生達は各自研究テーマを設定してニューヨークでの研修に臨みました。国連に関する基礎知識を身に付けた上での参加でしたが、実際の業務に従事されている国連職員の方々からお話を聞くと、新たな発見や気付きが多く、各回、時間いっぱいまで質問の手が挙がっていました。
また、今回の研修では初めての試みとして、米国を代表する新聞社であるNew York Times本社を訪問しました。マンハッタンの中心にある洗練されたオフィスでは、Vice PresidentのAndy Wright氏、アジア太平洋地区Executive Vice PresidentのHelena Phua氏が、本学学生のために社内ツアーを行ってくださり、世界的なマスメディア企業で働く方々の様子を間近で拝見することができました。ツアーの中でAndy氏が「New York Timesが好きな人もいる、嫌いな人もいる、でもNY Timesを知らない人はいない」とおっしゃっていた言葉が非常に印象的で、その言葉や社内に飾られた歴史的な資料からも、世界中に情報を発信し続ける同社の企業理念を感じることができた大変貴重な時間でした。上智大学の学生はNew York Times紙を無料で購読することができますので、本ニュース下部にある案内に沿ってぜひ登録してください。
研修最終日には本学が定める海外大学院特別進学制度の対象校であるコロンビア大学のティーチャーズカレッジを訪問し、本学卒業生3名を含めた4名の先輩方から、現在大学院で研究されていることやコロンビア大学への進学に至るまでに道のりなど、具体的なお話を聞くことができました。参加者の中には卒業後の進路を、就職か大学院進学で悩んでいる学生も多く、先輩方のひとつひとつの回答に懸命に耳を傾けていました。
現地での1週間は、連日の有意義な講義とニューヨーク観光の両方を満喫できた様子でした。1年生から4年生、大学院生まで、学んだことや感じ取ったことは様々です。本研修に興味のある方はぜひLoyolaダウンロードセンターに掲載している帰国レポートや、グローバル教育センターで閲覧できる過去の研修報告書を読んでみてください。
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