実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」を実施しました

研修は国連本部内ブリーフィングルームにて行われました

2023年2月18日~26日に、実践型プログラム「国連の役割と機能(国連集中研修)」を実施しました。パンデミック中のオンライン実施を経て、8回目となる今回の研修は3年ぶりにニューヨークでの開催となりました。

この研修は、国連の様々な機関で業務に携わる現役職員から直接講義を受け、国連の役割や機能を学ぶとともに、国際社会が直面する課題について理解を深めることを目的としています。加えて、本学が定める海外大学院特別進学制度の対象校であるコロンビア大学ティーチャーズカレッジ訪問や、ニューヨークソフィア会(同窓会)との会食といった機会が含まれているのも、この研修の特徴です。

ブリーフィングの様子

学部1年生から4年生まで計23名の参加者は、植木安弘グローバル・スタディーズ研究科教授による指導のもと、昨年11月に行われた事前講義を経て研修に臨みました。セッションは英語または日本語で行われ、内容はジェンダー、軍縮、開発、教育、SDGs、平和維持活動から日本政府代表部の役割やJPO制度まで多岐にわたりました。いずれも大変興味深く、参加者からの質問が途絶えず終了予定時刻を超えたセッションも複数ありました。また、実際にニューヨークでキャリアを積んでいる同窓生の話は説得力があり、日本国外で働くことを将来の選択肢として考えている学生にとっては大いに刺激となったことでしょう。

参加者は7つのグループに分かれ、グループディスカッションの時間を通して各セッションに対する理解を深めました。各グループから提出されるレポートをもとに、研修の報告書を作成する予定です。

1年生から4年生まで7学部の23名が参加しました

国連の働きについて理解を深めたいから、国連職員になることを目指しているからといった共通の参加動機があるため、参加者は学年や所属学部学科を問わず、早くから打ち解けた様子でした。国連本部があるニューヨークの雰囲気を日々体感しながら、関心を持つテーマに即して集中的に学ぶことができるこの研修は、本学の実践型プログラムならではと言えるでしょう。