領域概要

思考と表現領域では、批判的思考と表現力を身につけることを目的とした科目を提供しています。批判的思考とはクリティカルシンキングとも呼ばれますが、他人の考えを否定するということではありません。批判的思考とは、自分がものを見たり考えたりする時に無意識のうちに前提としている知識や常識を疑ってみるという態度のことを指します。自身が持っている前提に気付き、多角的な視点を持つためには、他者に寄り添い耳を傾ける能力も求められます。

また、批判的思考から生み出された考えは、それを他の人に伝えて、理解されなければ、それを活かすことはできません。聞く・読む・話す・書くといった言葉の運用能力を身につけることもこのカテゴリに配置された科目が目的とするところです。

教員・研究分野

職名氏名現在の専門分野
領域長・国際教養学部教授河野 至恩 比較文学、日本近代文学
特任助教梅田 孝太哲学、倫理学、ドイツ思想
特任助教中野 遙宣教に伴う言語学、辞書史学、文献学
特任助教相田 豊文化人類学、ラテンアメリカ地域研究
特任助教小俣 智史ロシア思想
特任助教由井 恭子中世文学、仏教文学、ライティング教育
特任助教高橋 駿仁フランス思想、啓蒙思想、思想史
特任助教濵野 寛子認知言語学、認知意味論

思考と表現領域会議委員

委員氏名所属
河野 至恩領域長・国際教養学部国際教養学科教授
山本 章博文学部国文学科教授
峯 布由紀言語教育研究センター教授
柴野 京子文学部新聞学科教授
梅田 孝太 基盤教育センター特任助教(担当教員会義代表)

必修科目

1年次必修科目の「思考と表現」では、高校までの学びを土台としたクリティカルシンキング(批判的思考)と表現する力を育む科目群のスタートとして、自ら課題を発見し、調査や検証を行い、考えを深め、その考えをまとめるという工程を繰り返し行うことで、物事に対して冷静な視点で考察するクリティカルシンキング(批判的思考)の基礎を習得します。文章作成法ではなく、考えることに主眼を置いた科目です。

選択科目・高学年向け科目

これに続く選択科目では、トピック別科目の履修を通じて、読む・聞く・考える・書く・話す力を高めていきます。例えば、「文章構成法」などで書く力を、「思考と対話」などで伝えあう力を、「クリティカルシンキング実践」などで考える力を深め、表現や思考の幅を拡げていきます。そして、「質問力」などの応用的科目で、考え、表現する力をさらに磨きます。
こうした力は、いくつかの授業をとったからといって、すぐに身につくものではありません。高学年においては、所属学科におけるゼミや卒論執筆などの実践を通して、表現力や思考力を鍛えていくことになります。更に、「交渉学」などの応用的科目で、高度な表現力を身に付けることも出来ます。

ライティング・ラボ

思考と表現では、「ライティング・ラボ」による学習支援を行っています。レポートや論文執筆にあたっての、考え方や書き方について相談をすることが出来る他、関連するイベントも開催しています。

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担当部署名
基盤教育センター
連絡先
03-3238-4600
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