領域概要

キリスト教人間学領域では、上智の教育精神である“他者のために、他者とともに”を私たちひとり一人が具体的に生きるために必要とされる上智での学びの固有の視点を培います。

キリスト教ヒューマニズムに根ざして、人間を自己・他者・自然・神とのかかわりを生きる“かかわりの存在”として捉える全人的な人間理解を基盤に、キリスト教人間学カテゴリー全学共通科目を通じて、自分自身が人間として生きているあらゆる現実の中で、人間として生きる意味や価値を主体的に探求します。

教員・研究分野

職名氏名 現在の専門分野
領域長・教授吉川 まみ 環境学、環境教育論、インテグラルエコロジー、キリスト教人間学
講師久保 文彦聖書学、キリスト教倫理
助教松村 康平イエズス会教育、キリスト教思想史、キリスト教人間学

キリスト教人間学領域会議委員

委員氏名 所属
吉川 まみ 領域長・基盤教育センターキリスト教人間学領域教授
寺尾 寿芳 実践宗教学研究科死生学専攻教授
Firmansyah Antonius神学部神学科助教
松村 康平基盤教育センターキリスト教人間学領域助教
Arun Prakash D SOUZA文学部新聞学科助教

必修科目

必修科目の「キリスト教人間学『他者のために、他者とともに』」は、上智大学の教育精神“他者のために、他者とともに”、すなわち、誰をも除外することなく、社会の中で弱く貧しくされた人々の“隣人”になって欲しいとの願いが込められたユニバーシティ・アイデンティティ科目です。 授業では、「他者のために、他者とともに」生きたイエス・キリストを人間のモデルとする「全人的な人間観」を学びます。

選択科目・高学年向け科目

200番台の選択必修科目では、必修科目の「キリスト教人間学『他者のために、他者とともに』」で学んだ「全人的な人間観」をふまえ、キリスト教的な観点から、人間の超越性に開かれた哲学・倫理学・宗教学を基盤に、人権や平和、社会正義や生命倫理、環境や科学技術など様々なトピックで提供される科目が展開されています。これらの中から、自分が興味・関心を持ったトピックを扱う科目を選択して履修します。選択必修科目ですので、どれかを必ず選択しなければなりません。

1、2年次での学びを土台として、3、4年次では、より高度な教養科目である「高学年向け科目」として、生命倫理、科学技術と哲学など、複雑、且つ先進的なテーマを通じて、さまざまな知識を統合しながら、人間存在に関するより高度な課題について深く考えます。
キリスト教人間学カテゴリーの科目を履修することで、倫理的思考・判断力を備え、超越的価値にも目を開きつつ、地球的な視野に立って、より人間的な世界を築き上げることのできる人間として、生涯にわたって自己の成長に真摯に取り組む基盤を形成する力を養っていきます。

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担当部署名
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