1-6-1 進路状況(学部)

2021年度の進路の把握率は卒業生の 99.0%と高い数値となっている。前年度同様、新型コロナウイルスの感染拡大により学生の就職活動も大きく影響を受けたが、企業の新卒採用への影響は限定的と見られ、本学卒業者の進路も文系・理系とも堅調を維持している。

学部・文系:理工学部以外
学部・理系:理工学部

1-6-2 業種別就職状況(学部)

コロナ禍による採用中止・抑制を受け、航空業界を含む「運輸・郵便」は前年度同様に減少。一方、「製造」「卸・小売」は微増に転じたほか、「情報・通信」は年々増加傾向が見られる。また、「公務員」はほぼ変わらず、その他の業界も大きな変動はなかった。学部別の傾向としては、「金融」に法学部、経済学部、外国語学部、「製造」では外国語学部、「情報・通信」では理工学部、文学部、外国語学部、「公務員」では法学部生の割合が高い。

なお、「その他」に分類されているのは、サービス業、医療・福祉、電気・ガス等であり、総合人間科学部が多いのは、看護学科生の大多数が医療系に進むことによる。

1-6-3 進路状況(大学院)

学部同様に企業の採用意欲は維持されており、大学院修了者の進路も文系・理系とも大きな変動はない。なお、「その他」には留学準備、資格試験準備、就職活動継続、海外渡航、アルバイトが含まれる。

大学院・文系:理工学研究科以外の博士前期課程、修士課程
大学院・理系:理工学研究科博士前期

1-6-4 国家公務員等試験合格者数

2021年度までの直近10年間においては、各試験とも多少の増減があるものの、一定の合格者を輩出している。看護師、保健師資格は、看護学科の完成年度となった2014年度より合格者が出ている。
また、助産師は、助産学専攻科の1期生が修了した2016年度より統計を開始した。

1-6-5 東証一部上場企業への就職状況

民間企業へ就職した学生の内、旧東証一部上場企業への就職は、学部文系32%・学部理系40.4%となった。前年度から文系は微増、理系は減少となったが、引き続き一定数の学生が旧東証一部上場企業へ就職している。大学院理系については51.4%と学部に比べて高い数値だが、過去5年間では減少傾向となっている。

1-6-6 進路に関する満足度

進路に関する満足度については、進路届の任意の回答項目となっていたが、2020年度より必須項目とした。「満足」あるいは「やや満足」と回答したのは、学部生で83.8%、大学院生で78.3%となっており、全体的な満足度は前年度を上回った。経年では減少しているものの、コロナ禍により特定業種(航空、旅行等)を目指す学生の進路選択が狭まったことや必須項目化による回収率の増加も一因と見られる。

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