1-2 上智大学 教育(大学院)
1-2-1 学生数
大学院学生数は、多少の増減はあるものの一定数を保っている。
博士前期・修士課程の学生数は、2016年度以降は1,000人を超えている。研究科毎の人数は年度により増減があるが、全体の3~4割が理工学研究科の学生であるのは博士前期・修士課程の特徴である。博士後期課程の学生数は増減の幅が少なく、250名前後で推移している。専門職学位課程(法科大学院)は2009年度以降、減少の傾向にある。
(算出日:各年度 5月1日)
新設・改組等の状況
研究科 | 新設・改組等の状況 |
哲学研究科 | 2016年 募集停止 |
文学研究科 | 2011年 文化交渉学専攻(M,D)を増設 2016年 哲学専攻(M,D)を増設 |
実践宗教学研究科 (2016年度開設) |
2016年 死生学専攻(M)を開設 2018年 死生学専攻(D)を開設 |
総合人間科学研究科 (2005年度開設) |
2005年 教育学専攻、心理学専攻、社会学専攻(M,D)を開設 (文学研究科教育学専攻、心理学専攻、社会学専攻(M,D)を移設) 社会福祉学専攻(M,D)を増設 2011年 看護学専攻(M)を増設 |
経済学研究科 | 2007年 経済学専攻(D)、経営学専攻(D)を開設(経済制度・組織専攻(D)を改組)、 経営学専攻(M)を増設 |
言語科学研究科 | 2016年 外国語学研究科より名称変更 |
グローバル・スタディーズ研究科 (2006年度開設) |
2006年 国際関係論専攻、地域研究専攻(M,D)を開設 (外国語学研究科国際関係論専攻、地域研究専攻(M,D)を移設) グローバル社会専攻(M)を開設(外国語学研究科比較文化専攻(M)を移設)、 グローバル社会専攻(D)を増設 2021年 国際協力学専攻(M)を増設 |
理工学研究科 | 2008年 理工学専攻(M,D)を開設 (機械工学専攻、電気・電子工学専攻、応用化学専攻、化学専攻、数学専攻、物理学専攻、生物科学専攻(M,D)を改組) |
地球環境学研究科 (2005年度開設) |
2005年 地球環境学専攻(M,D)を開設 |
応用データサイエンス学位プログラム (2023年度開設) |
2023年 応用データサイエンス学位プログラム(M)を開設 |
※ 博士前期課程および修士課程はM、博士後期課程はD と略記。
1-2-2 入学者数
博士前期・修士課程
概ね500名前後で推移。
博士後期課程
定員自体が少ないため、傾向を見出すことは困難であるが、2011年度は40名と低い数値であったものの、近年は増加傾向にある。
専門職学位課程(法科大学院)
2008年度(117名)をピークに、近年は減少傾向にある。
1-2-3 入試状況
1-2-4 修了者数
博士前期・修士課程
各年度の修了者数は、概ね400名から500名。
博士後期課程
博士後期課程修了者数は概ね30名で推移している。
課程博士授与者数には、修了者のほかに、課程博士の特例による学位授与者(満期退学後3年以内に論文を提出し、課程博士の審査を受けて合格し、学位を授与された者、2013年度入学者までの適用)および論文再入学者が含まれている。論文博士授与者数は毎年数名である。
なお、博士後期課程入学者の3年以内修了率は、年度により幅があり、研究科によっては入学者なしの年度もあるため、研究科ごとの3年以内修了率は算出していない。
専門職学位課程(法科大学院)
法科大学院は、2004年度開設時は2年制、3年制コースともに定員は50名であったが、2011年度からの定員変更により、2011~2014年度は2年制50名、3年制40名、2015~2016年度は2年制・3年制ともに30名、2017年度は2年制15名、3年制25名となった。2012年度以降、修了者数は減少傾向にあるが、これは 2009年度をピークに在学者数が大幅に減少していることと連動する。
標準年限内修了率(博士前期・修士課程)
博士前期・修士課程における、2008~2017年度入学者(再入学者は除外)のうち、2年以内で修了した学生の割合を示している。博士前期・修士課程全体の各年度の入学者数は500名前後であり、研究科によっては年度の入学者数が 10名以下のこともある。そのため、研究科毎の比較を行う際には、規模についても考慮する必要がある。最も規模が大きく、学生数では博士前期・修士課程の約4割が在籍している理工学研究科が、常に90%台を保っていることは特筆すべきことである。
標準年限内修了率(法科大学院)
法科大学院(法学研究科法曹養成専攻)については、2007~2016年度入学者(再入学者は除外)における短縮(2年制)コースは2年以内の修了率、標準(3年制)コースは3年以内の修了率となっている。短縮(2年制)コースの標準年限内修了率は標準(3年制)コースよりも高い傾向にある。
早期修了者数(博士前期・後期課程)
2021年度現在、早期修了制度のある専攻は、博士前期課程では神学研究科神学専攻、法学研究科法律学専攻、経済学研究科経済学専攻および経営学専攻、グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻および国際協力学専攻、理工学研究科理工学専攻、地球環境学研究科地球環境学専攻であり、博士後期課程では理工学研究科理工学専攻のみである。
1-2-5 休学者数
大学院の休学者数は、2014年度までは100名前後で推移していたが、2015年度以降増加傾向にある。休学理由について、「一身上の都合」と「その他」の合計が毎年度50%程度存在するため、この統計から傾向を掴むことは難しい。研究科別にも顕著な差異は見られないが、博士後期課程は学生数に比して休学者数が多い傾向にある。
1-2-6 退学者・満期退学者数
大学院の退学者数(満期退学者を含む)の推移について、年度による一貫した傾向は見られない。研究科毎の顕著な差異も見られず、総数も多くないため傾向を読み取ることは難しい。退学理由については、「就職」を理由に退学する学生の割合が、学部生との比較において、年度に関わらず総じて高い。
1-2-7 開講科目数
大学院科目についても、毎年6月に学長より示される「大学院カリキュラム作成等に関するガイドライン」において、基本的には前年度と同様の科目数を保つことが示されている。
2018年度から開講科目数に増加が見られるのは、博士後期課程においても、全ての専攻がコースワークを設置したことによる。
教員の退任や新任教員採用に伴う指導科目数の増減、演習の登録コード付番ルールの変更による科目数の増加、新型コロナウイルス感染症の影響による休講(2020年度33科目)、グローバル・スタディーズ研究科国際協力学専攻の開設による科目数の増加(2021年度)等により、多少の増減が見られるものの、2018~2021年度は2400科目前後、2022年度は2500科目程度で安定的に推移している。なお、2022年度と比して2023年度に54科目増加しているが、うち44科目は応用データサイエンス学位プログラムの開設によるものである。
注1.各研究科の数には博士後期課程や修士課程も含め、法科大学院開講科目は法学研究科に含めた。
注2.登録コードは付与されているが開設科目にあたらないもの(修士論文や研究指導及びそれに準ずるもの)はカウント対象外とし、指導科目や集中科目は週時間数の設定の有無を問わずカウント対象とした。
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