1-7-1 蔵書数

中央図書館、法科大学院図書室、目白聖母キャンパス図書室(2011年度より)の蔵書冊数の推移である。2011年度に聖母大学との合併があり、それに伴う蔵書の大幅な増加があったが、翌年度に除却を行ったため、一旦減少した。他大学と比べると洋書蔵書数が多いことが特徴といえる。しかしながら、洋書の新刊受入は、電子書籍へとシフトしている。また和書については、旧版の除籍を進める一方で、レファレンス資料等は可能な限り電子資料(データベース、電子書籍)への移行を進めている。
電子ジャーナルは価格高騰のため、2015年にコレクションの見直しをして大きくタイトル数が減少したが、2021年度以降は新型コロナウイルス感染拡大を受け、入館せずとも利用できるように洋およびオープンアクセスのタイトル数を増やしている。また電子書籍は、2023年度も洋書を中心にさらなる充実を図った。なお、2023年度からは、DBで契約していたEBSCOhostを電子ジャーナルのカウント対象外としたため、2022年度と比較し、約20,000タイトル弱の減となっている。

1-7-2 利用状況

貸出冊数

貸出冊数は年度により増減があるが、読書離れと世間で言われているほど減少しているとは考えていない。電子ブック等の貸出冊数という数字には表れない利用が増えている。なお、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大を避けるための入構制限やオンライン授業が中心であったことの影響で、前年の1/3に激減したが、2023年度は新型コロナウイルス感染拡大前の9割弱まで戻っている。

入館者数

入館者は2017年度より減少傾向にある。資料の電子化が進んでおり、在宅でも資料を閲覧できる環境が整ってきたことも一因と考えられる。なお、2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大を避けるため入構制限やオンライン授業が中心に行われた時期があり入館者は激減し、前年比の1割にも満たなかったが、2023年度はコロナ前の7割強まで戻っている。

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