1-5 上智大学 学生生活
1-5-1 奨学金受給者数
上智大学奨学金および日本学生支援機構奨学金をはじめとする学外奨学金の延べ受給者数を集計している。2020年度は国による修学支援新制度の開始、および新型コロナウイルス感染拡大の影響による各種支援を行ったことにより、延べ受給者数は前年度からほぼ倍増となった。2021年度から2022年度にかけてはコロナ支援を一部限定的なものとし、より困窮度の高い学生への支援に注力したが、一方で修学支援新制度など採用者が増加しているものもあり、2019年度から比較すると延べ受給者数は依然として増加している。
1-5-2 上智大学奨学金採用状況
上智大学独自の制度である上智大学奨学金は、経済的に困窮する学生への支援(新入生奨学金、修学奨励奨学金、篤志家奨学金など)と、優秀者への奨励(学業優秀賞、博士後期課程対象の各種奨励金など)に大別される。これに加えて2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響による緊急支援として、アルバイト収入減額による生活支援金(10万円)など計1,840名に給付を行い、2021年度以降も家計に急変があった世帯を中心に積極的な支援を行った。
私費外国人留学生については、日本でのアルバイト収入や仕送り額などの証明書類にもとづき生活実態を反映した選考を行うようになり、多様な国籍や経済事情にもとづいた支援体制を敷いている。
1-5-3 日本学生支援機構奨学金
日本学生支援機構奨学金は、第一種(無利子貸与)、第二種(有利子貸与)、および給付(旧制度と新制度)に分かれる。2020年度より国による修学支援新制度が開始し、学部生の採用者465名が給付に計上された。その後も、2022年度は176名、2023年度は185名が新たに採用されている。この新制度は、日本学生支援機構から生活費が毎月給付され、国からは授業料が減免されるものである。採用期間は修業年限だが、学業成績・家計状況による適格認定を毎年行う。
1-5-4 学生課外活動団体数、加入者数
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行した後は課外活動に関する特別な制限はなくなり、2019年度以前と同水準の活動ができるようになった。課外活動団体数、加入者数についてはすでに復調が見られており、引き続き感染拡大以前の水準を取り戻してきている。
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