2022年度2~4年次生の皆さんにご協力いただいた在学時学生実態調査の調査結果です。調査結果については、学内の各部門に共有し、教学方針や学生生活支援等の検討材料にしています。

報告書

概要

  1. DPの内容は総じて「身に付いた」+「もっと身に付けたい」事項と言える
    • 学部DP、学科DPともに、どの学部・学科でも「身に付いた」かつ「もっと身に付けたい」という回答が多く、 学年が進むにしたがって「よく身に付いた」とする回答が増える傾向
  2. 授業・カリキュラムの全体像の理解度は年次が上がっても変化なし
    • 上智大学の授業・カリキュラムについて「大学は情報を十分に提供している」「自分の将来に必要な学びを得ることができる」を「非常にあてはまる」と回答する学生の比率はおおむね1/4を超える
    • しかし、「カリキュラムの全体像を理解できている」の「非常にあてはまる」は2割を下回っており、学部間に大きな差はなく、年次が上がっても大きな変化は見られない
  3. 「板書以外もノートにとる」「ディスカッションに積極的に参加」の一方で、「予復習」や「質問・相談」は学部により差
    • 学習への取り組み状況では「板書以外もノートにとる」を「よくした」と回答する学生が過半数。 次いで「授業中のディスカッションに積極的に参加」を「よくした」学生も4割を超える。 これらは年次が上がるにしたがって増加傾向
    • 「授業の予習・復習」「不明点は質問・相談」は、学部による差が大きい。
  4. 校風との合致や相談できる友人が存在する比率が高い一方、相談できる教員の存在は学部により差
    • 「上智大学の校風が自分に合っている」「学内に相談できる友人がいる」と回答した学生はともに8割弱。 ただし、3年次生は友人の存在への肯定回答率が2年次生や4年次生と比較するとやや低い。
    • 「相談できる教員がいる」とする学生の比率は年次が上がるにしたがって高まるものの、学部により差。
  5. 大学推奨度は年次が上がるにしたがって上昇傾向だが、学科で差。「学びたい学問分野が学べる」かどうかがカギか
    • 大学推奨度として「10」と回答する学生の比率は年次が上がるにしたがって増加。ただし、入学時調査と比較するとNPSスコアは全体として低い(在学時調査: 5.8 、入学時調査:17.8)。  
    •  「推奨者になるか、批判者になるか」の最初の分岐は「校風が自分に合っているかどうか」。さらに、「成長を実感している」学生が推奨者になっている。また、「学びたい学問分野を学べている」ことが重要だが、「とてもそう思う」と思えていないと、批判者になる可能性が高くなっている
  6. 「高活性」「学修重視」「語学・留学重視」「学生生活重視」「努力最小限」の5クラスタに分類される
    • 勉学だけでなくサークルやアルバイトにも積極的な「高活性」の学生は大学推奨度が高い。
    • 「高活性」の学生は、他の学生群と比較して上智大学のクラブ・サークルやキャリア支援に対する評価が高い。またカリキュラムを通じて鍛えられると感じており、気軽に相談できる教員がいる学生が多い。
  7. 全国と比較するとキャンパスの立地や雰囲気を高く評価し、学習や留学にも積極的で、授業や教員に対する満足度も高い
    • 全国の同レベルの思考力の学生群と比較すると、留学支援・国際交流、キャンパスの立地や学生も含めた雰囲気、カリキュラムや学び方に対する評価が高い。
    • 全国の同レベルの思考力の学生群と比較すると、少人数教育、教員との距離、語学教育の充実に対しての評価が高い。

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