2024年度 上智大学卒業後動向実態調査
2014年度、2019年度、2021年度の卒業生の皆さまにご協力いただいた卒業後動向実態の調査結果です。卒業生全体の12.4%にあたる677名の卒業生にご協力いただきました。調査結果については、学内の各部門に共有し、教学方針や学生生活支援等の検討材料にしています。
報告書
概要
学びと成長の評価
- DP(ディプロマ・ポリシー)習得: 約75%が「身についた」、90%以上が「必要」と回答
- 教育精神の体現: 概ね向上
- 第一志望での入学: 65%、他大学志望者35%
- 上智大学で将来に必要な学びを得た: 95%
- 留学経験: 4割(語学力向上・海外経験目的)
- 在学中の成長実感: 90%以上
大学生活と満足度
- 重視したこと: 人との交流、専門分野・教養・語学の学習
- 満足度の高い要素: 友人関係、授業内容、教員、カリキュラム
- NPS(推奨度): 26.8(目標40未達)
- 学部間で推奨度に差あり
強みと課題
強み
- 国際的な環境: 多文化体験・国際交流が豊富
- 教育の質: 幅広いカリキュラム・熱心な教授陣
- アットホームな雰囲気: 学生同士・教授との距離が近い
- キャリアのメリット: 社会で役立つ知識・経験
課題
- キャリア支援の強化
- 職員対応の改善
- 大学の特色が強く、合う・合わないが分かれる
卒業後のキャリア
- 転職経験: 卒業3年で約3割
- 就職先: 国内企業が多数
- 職業選択: 「専門分野直結にこだわらない」が主流
- 就業形態: 無期雇用が多いが、キャリアが進むと割合低下
- 年収の推移: 3・5年目「400~600万円」、10年目「600~800万円」
- 管理職の増加: 卒業10年で監督・管理職割合増加
- キャリア満足度: 70%弱
まとめ
上智大学卒業生は教育の質や国際環境に満足し、在学中の成長を実感。一方でキャリア支援の課題も指摘され、今後の改善が求められる。卒業後は幅広い分野へ就職し、年収や役職も上昇する傾向が確認された。
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