2024年度 上智大学在学時学生実態調査
報告書
概要
- DP(ディプロマポリシー)の達成度と成長実感
- 学年が上がるほど習得度が高まる一方、「もっと身につけたい」は3年次生がピーク。
- 成長実感はおおむね高く、学年進行とともにさらに高まっている。
- 専門分野と教養を身につける勉強に全学年で力を入れている。
- 留学経験・留学意欲
- 留学経験は学年が上がるほど増加。1年以上留学したい学生も増える傾向。
- 希望理由トップ3は「語学力向上」「海外生活経験」「日本では学べない学び」。
- 経済的負担や不安などで留学を希望しない層も一定数いる。
- 学習への取り組みスタイル(3クラスタ)
- 回答パターンから「高活性」「学業重視」「学生生活重視」に分類。
- 授業・カリキュラム満足度は概ね高く、図書館や教員への評価も良い。
- 留学や課外学習、アルバイトなど多様な活動で成長を感じている。
- 進路希望の変化(学年別)
- 2・3年次生は専門分野直結を望むが、こだわりのない層も多い。
- 4年次生になると専門直結と「まったくこだわりがない」層がともに増える。
- 進路不安(希望通り進めるか、やりたいこと不明など)を抱える学生も一定数。
- 就職志望先の傾向(学部別)
- 全体では「企業・団体(国内資本)」への志望が最多。
- 理工学部は大学院進学希望が比較的多く、総合人間科学部は専門資格職、FLAは海外資本企業志望が目立つ。
- 退学や他大学再受験を検討した経験がある学生は15%程度。
- 相談環境と不安
- 相談できる友人がいる学生が多い一方、教員には相談しにくいと感じる声もある。
- 校風や雰囲気が合う学生ほど大学を推奨する度合いが高い。
- 「困っていることはない」学生が4割いる反面、進路や将来への不安が少なからずある。
- キャンパス環境と評価
- キャンパスの立地や周辺環境の良さが圧倒的に高評価。
- 知名度や歴史・伝統、学生同士の雰囲気も高い満足度を得ている。
- 「語学教育」「学問分野の特色」「教養教育の充実」への評価も高い。
- 学生生活の充実度
- 授業外学修やアルバイトに積極的に取り組む学生が多く、アルバイト「全然ない」は15%。
- 学生の4割が「困っていることはない」と回答するなど、大学生活への満足度はおおむね高い。
- 図書館・友人・教員・授業内容への満足度が特に高く、学年が上がるほど大学推奨度も上昇。
- 推奨度と学部差
- 学部によって推奨度にばらつきはあるが、全体的に学年とともに推奨度が高まる傾向。
- 校風や雰囲気が合っていると感じる学生ほど、大学を他者に勧める意向が強い。
- 留学や課外活動へのサポートや、経済的支援への期待も今後の課題として挙げられる。
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