一年生調査と上級生調査の、2019年から2021年度までの調査結果です。

2020年度は新型コロナウイルス感染症により、入学前に思い描いていたキャンパスライフと大きく異なる事態となってしまい、一年生の学生生活の充実度・満足度が低い結果となりました。2021年度は、以前の状態に戻った設問がありますが、そうではない設問も散見されます。

調査結果ならびに、自由記述欄については、大学執行部、各学部、学生支援部門、ICT部門、施設部門、図書館といった部門に共有し、教学方針や新型コロナ対策、オンライン授業環境の整備等の、検討材料にしています。

なお、2019年度までは授業内での、アンケート配布・回収を行っていましたが、2020年度以降は、Webアンケートに切り替えたため、回答数・回答率に差異があります。(アンケート実施時期は、毎年12月)

問11 学生生活の充実度

  • 2020年度は、コロナ禍における授業実施形態の問題もあり、1年生の学生生活の充実度は極めて低かった。
  • 2020年度入学生の、2021年度における学生生活の充実度は改善するも、他の学年よりは「充実していない」という回答が多いです。

問5 学習態度

  • 1年次生は、コロナ前(2019)と、コロナ後で、回答平均に違いがありました。
  • 「問5G 授業を欠席した」「問5H 授業に遅刻した」は、どの学年も減少しました。
  • 「問5I 授業をつまらなく感じた」という回答は、コロナ前(2019)に比べて減少しました。

問6 活動時間1:授業関係

  • 「問6A 授業時間」どの学年も2019年度より授業・実習時間は減りました。(上級生は、就職活動による影響か?)
  • 「問6B 授業時間外学習時間」授業時間外学習時間は、2020年度にかなり増えました。この時間に関しては、2021年度は前の水準には戻っていません。

問6 活動時間2:課外活動・アルバイト

  • 「問6E 課外活動時間」課外活動の時間は、2020年度以降どの学年も減少しました。2021年度は以前の水準には戻っていません。
  • 「問6F アルバイト時間」アルバイト時間は、2020年度にどの学年も減少しましたが、2021年度は以前の水準に少しずつ戻っています。

問7 入学後の能力変化

  • 2020年度の1年次生は、問7G、問7H、問7I、で回答平均に違いがありました。
    (「問7G 人間関係を構築する能力」、「問7H 他の人と協力して物事を遂行する」、「問7I 異文化の人々と協力する能力」)
  • 「問7Q コンピューターの操作能力」は大幅に上昇。オンライン授業による効果だと思われます。

問10 大学生活への適応

  • 2020年度の1年次生は、他人と接する機会が少なかった影響がありました。
    (「問10F 大学教員と顔見知りになる」、「問10G 他の学生との友情を深める」)
  • 3年次、4年次生は、コロナ前より「うまくいった」という回答が増えました。

問12 大学教育への満足度

  • 2020年度の1年次生は、他人と接する機会が少なかったため、かなり回答の平均に違いがあります。
  • 「問12A 共通教育あるいは教養教育の授業」「問12A専門教育あるいは所属学科の授業」「問12C 授業全体の質」は、コロナ前(2019)に比べてどの学年も「満足」という回答が増えました。

問13 大学の設備・支援制度への満足度

  • 2020年度の1年次生は、施設利用機会が少なかったため、かなり回答の平均に違いがありました。
  • 3年次、4年次生は、特に違いは見られませんでした。