2018年に採択された、文部科学省「大学の世界展開力強化事業(COIL)」の事業の一環として、米国連携大学と9月10日にオンラインにて日米学生の意見交換イベントを開催しました。

本イベントに参加した本学学生4名、米国ゴンザガ大学の学生2名の中には、2020年度春学期に米国連携大学へ留学、もしくは本学へ交換留学生として来日する予定だった学生も含まれており、コロナ禍の海外渡航が難しい状況下で学生同士の交流を深める目的で開催されました。

当日は「オンライン化で変わる未来」をテーマに、Zoomのホワイトボード機能なども活用しつつアイスブレーキングをしたあと、グローバル教育センターの李ウォンギョン特任教授による講義が行われました。講義では、下記のような事例紹介を織り交ぜながら、コロナ禍を受けて世の中がどのように変化に対応しているかお話しいただきました。
・在宅勤務でアバターが代わりにバーチャルオフィスに行くLA企業
・自宅に居ながら地方の名産品を楽しみながら参加できるオンラインバスツアー
・有名レストランの味を自宅でも楽しめるシェフによるオンラインお料理教室

講義後は3名の少人数グループに分かれてディスカッションを行いました。コンピューターサイエンス専攻の米国学生は、務め先のIT企業での経験をシェアしました。ウェブサイトのコーディングなどの業務は完全に在宅で作業できるものの、細かい部分については顧客やメンバーとの密なコミュニケーションが欠かせないため、対面のやりとりができない苦労を感じているそう。また、オンライン授業は長時間集中力を保つことが難しいという意見には学生も教員も深くうなずくなど、実生活に即した意見交換が行われました。

ディスカッション後の任意参加のフリートークは全員が参加し、当初は30分間を予定していたものの延長の希望があるほど会話が弾みました。終了後、本学学生の参加者からは「学期中にこのように海外の学生と話すことのできる機会があれば、またぜひ参加したい」という声も上がりました。グローバル教育センターでは、2018年よりCOILを推進してきた経験を活かして、今後も海外渡航が難しい状況下において学生同士が交流できる場を積極的に設けていく予定です。

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