言語学研究の内容

ことばは、日常生活のあらゆる面で私たちの自由な思考やコミュニケーションを可能にし、さまざまな精神的・社会的活動を支えている認知能力です。言語学は、こうしたことばの仕組みや働きを、その内部から、あるいは他の認知能力との相互作用を通して社会・歴史・文化との関わりにおいて考察し、人間の心の仕組みと働きを科学的に明らかにする研究分野です。

言語学研究では、人間の言語の構造と機能を扱う現代言語学の基礎から応用まで、さらに言語障害、通訳、方言、日本語教授法、コンピュータ言語学など幅広く研究し理解を深めることを目的としています。ことばの構造と機能全般を学ぶ「言語学概論」、ことばの仕組みの中核をなす音声、文法、意味を扱う「一般音声学」、「文法論」、「意味論」、日本語の音韻、構文、意味などを扱う「日本語学概説」、「言語情報論」、「社会言語学」、「日本語教授法」、「認知心理学」などの関連科目、外国語習得・教授法について実証研究を行う「応用言語学」といった科目が開講されています。さらに、社会的にも大変重要で意義のある言語聴覚障害学概論や失語症・言語発達遅滞等を扱う言語聴覚障害関連の科目も設けられています。少人数で行う「演習(文法論・意味論)」「演習(日本語学)」「演習(応用言語学)」なども開講されています。通訳科目としては、通訳に関しての入門から上級までのコースがあります。

これらの科目の受講を通して言語を様々な角度から考察し、最終的にはひとつのテーマに絞り卒業論文としてその成果をまとめることになります。

単位構成・対象科目

[単位構成]

研究科目・・・・・・・・・・・・・・・16単位
(うち中心科目8単位、関連科目4単位、個別語学科目4単位)
演習科目・・・・・・・・・・・・・・・ 4単位
卒業論文・卒業研究・・・・・・ 6単位
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26単位

[対象科目]

*対象科目は年度ごとに変更や休講があり得るので、履修の際には履修要覧で確認してください。

 
 
 
 
 
 
 
 

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