附置研究機関等

上智大学および上智学院には研究機構に属さない附置研究機関等があり、それぞれが特徴ある研究活動をおこなっています。

キリシタン文庫は、1939年2月5日(日本26聖人の殉教記念日)、日本のキリシタン宣教史、および、宣教に伴う日欧文化の交流を研究するとともに、その知識と成果を広く普及することを目的とし、故ヨハネス・ラウレス師によって設立されました。

東アジアの豊かな文化財産、とりわけ日本の文化財産の価値を広く欧米の読者に伝えるため1938年に創刊された英文の学術誌です。日本研究の貴重な学術誌として、海外で高く評価されています。

アンコール・ワット寺院の保存・修復、周辺地域の環境調査、アジア文化財の専門家・研究者を育成しています。本部がカンボジアにある唯一の海外施設です。

半導体研究所は、上智大学創立100周年記念事業の一環として、2009年10月1日に設立されました。半導体工学、関連する基礎電子工学・基礎物性に関する研究を行っています。

日本で初めて「グリーフケア」を扱う研究所として2009年4月に開設し、2010年4月に聖トマス大学から上智大学に移管されました。身近な人を喪失した後、体験する複雑な情緒的状態「グリーフ(悲嘆)」 のケアについて研究を行っています。

2010年4月に「上智大学生命倫理研究所」が開設されました。本研究所は本学の基本理念である「キリスト教ヒューマニズム」を基礎とし、人文・社会・自然の学問領域の統合と総合により、生命倫理学の発展に寄与することを目的としています。所員は学内外の文系・理系の研究者から構成されています。本研究所は、生命倫理、医療倫理、さらには医療福祉を包摂した領域を対象とする、独自の生命倫理研究所です。

2015年7月に「上智大学 国際関係研究所(SIIR)」が開設されました。本研究所は、国際政治学と安全保障に係る研究を両軸に、国内外の研究機関とも積極的に連携していきます。アジアの安全保障に焦点を当てた「アジア太平洋のガバナンス・システム2020‐安全保障・金融秩序再編と日本‐」を当面の研究テーマに掲げ、関連する小テーマについて研究を進めていく予定です。また、日本の複数の大学から成る研究組織「日米研究インスティチュート(USJI)」にも加盟。今後はUSJIを通じて研究成果や活動内容について発信していきます。

本学が教育目標として掲げる”for Others, with Others”の志を持ち国際社会にと貢献して行く次世代の人材を育成して行くために設立しました。本学ではこれまでも国際協力、国際機関への道を体系的に整備するために、国連世界食糧計画(WFP)、国連開発計画(UNDP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの国連機関をはじめ、アジア開発銀行(ADB)、アフリカ開発銀行(AfDB)、国際協力機構(JICA)などの国際機関、各種法人と提携し、国際協力を多面的に理解する教育プログラムを提供してきました。 当センターは、国際分野での活躍を目指す次世代の人材を総合的にサポートする組織の設立を目的としています。

教皇フランシスコにより承認されたイエズス会使徒職全体の方向づけの中の1つである「貧しい人々、世界から排除された人々、人間としての尊厳が侵害された人々とともに歩む」ことによって、障害の有無や文化の違いを超え、互いを認め合いながら共に生きる社会の実現を目的としています。

「人間の安全保障」実現へ向けた政策・制度の設計を、社会科学の研究手法を用いて行うことで、学術的な研究を通して人間の安全保障の実現に取り組んでいます。文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」への採択を機に2017年12月に時限研究部門研究単位として設立され、ORION基金を受け2022年7月に附置研究所へと移行しました。

上智大学の学際的な専門性を活かし、国際的パートナーと連携して国内外の島嶼地域および海外連携大学とパートナーシップを形成し、島嶼地域の持続可能性を支える研究活動及び関連活動を行っています。

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