古くて新しい感染症、「結核」にご注意を!

《過去の病気ではない、重大な感染症》

結核は、結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。毎年新たに1万人以上の患者が発生しており、世界的にみても日本はまだ結核の低まん延国ではありません。
いわゆる空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、咳、痰、呼吸困難等の症状を呈することが多いですが、肺以外の腎臓、骨、脳など身体のあらゆる 部分に影響を及ぼすことがあります。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まったのち再び活動を開始し、発症することがあります。

《結核の早期発見のために》

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
初期症状は風邪に似ているため、発見が遅れることがあります。下記のような症状がある場合は、風邪だと思わず医療機関を受診しましょう。

結核の初期症状

  • 2週間以上続く咳・たん
  • 倦怠感(体がだるい)
  • 長引く微熱
  • 寝汗
《年に1度の健康診断を必ず受診しましょう!》

学生のみなさんは、4月の定期健康診断を必ず受診し、胸部X線検査を受けましょう。
例年、2年次生、4年次生の健診受診率が低い傾向にあります。集団感染を防ぐためにも、ぜひ受診してください。また、健康診断で精密検査の指示を受けたら、必ず検査を受けるようにしましょう。

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