学生生活の諸注意

安全で快適なキャンパス環境のためには、一人ひとりがルールやマナーを守ることが大切です。
キャンパスルールや注意事項をしっかりと確認し、上智大学の学生として良識のある行動をとりましょう。

キャンパスルール

喫煙マナー

本学は、学生のみならず来校される方々の健康増進を目指し、キャンパスの禁煙化に向けて喫煙マナーの向上や健康被害に関する啓発活動を積極的に行っています。また、千代田区は区内全域が路上禁煙地区に指定されていますので留意してください。

携帯電話の使用

教室や図書館、コンピュータルーム等においては周囲の迷惑になりますので、携帯電話による通話はしないでください。なお、教室廊下等のコンセントを使用した携帯電話の充電も禁止です。特に教室の AV 機器電源を抜くことは、AV 機器の故障の原因となり、災害時の放送も聞こえなくなるので厳禁です。

車両通学の禁止

本学では、車両(自動車、オートバイ、自転車)による通学は禁止しています。また、大学構内への車両の乗り入れはできません。なお、大学周辺の路上は全面駐車・駐輪禁止です。放置された車両は危険で、通行の妨げになるだけでなく、周辺住民の迷惑になりますので違法駐車・駐輪は絶対にしないでください。

ごみの分別

大学構内には可燃物(紙類)、不燃物(カン・ビン)、不燃物(廃プラスチック)、ペットボトル専用の4種類のゴミ箱が設置されています。ゴミは放置しないで、分別を徹底し、環境への配慮と学内美化の推進に協力してください。

ポスターやチラシ

学内にポスターやチラシを貼ったり、拡声器等で情宣活動をしたりすることは、学内の課外活動団体が届出をしている場合のみ許可されます。上記のような行為が、学外者や不審な人物・団体によって行われているのを見かけたときは、学生センターまで連絡してください。

呼び出し・照会

電話による学生の呼び出しや伝言には、特別な事情のない限り応じていません。また、外部からの学生の在籍や住所・電話番号等に関する問い合わせにも、個人情報の保護のため、特別な場合を除き一切応じていません。

点字表示の保護

学内には、要所に点字ブロック(屋外通路等)、点字サイン(エレベータ等)が据え付けられています。点字ブロックの上に荷物を置いたり、点字サインを不用意に傷つけないよう、保護に努めてください。

防犯

学内での盗難について

1.被害に遭わないために

 貴重品は必ず携帯する。
 所持品から目を離さない。短時間であっても放置しない。
 カードの暗証番号には安易にわかるものを設定しない。
 施錠管理を徹底する(特にホフマン・ホールサークル用小会議室)。 

2.被害の事例

 ■ 食堂で席取りのためにカバンを置き、財布だけ持って席を離れた時にカバンを盗まれた。
 ■ 教室や図書館で机に荷物を置き、ほんの2、3分席をたった間に財布を抜き取られた。
 ■ 図書館の閲覧席で、居眠りをしている間に荷物がなくなっていた。
 ■ 更衣室に荷物を置いたまま体育館で練習していたら、財布から現金を抜き取られた。
 ■ 教室でサークル活動中、廊下に置いていた荷物がなくなった。
 ■ 部室や研究室を数分無人にした隙に侵入され、財布を盗まれた。

3.盗難に遭った場合

学生センター、または目白聖母キャンパス事務センターに「被害届」を提出してください。被害が現金やカードなどの貴重品の場合は、直ちに交番や銀行等にも届け出てください。また、盗難に遭った物やその一部が拾得物として総務局環境整備グループ(2号館1階)または、目白聖母キャンパス事務センターに届けられていることもありますので確認してください。

なお、学内で不審者を見かけた場合は、正門守衛所または学生センター、目白聖母キャンパスの場合は、守衛室、または事務センターに連絡してください。  

諸注意 

~加害者、被害者にならないために~

飲酒

お酒を飲む際、短時間での多量の飲酒(イッキ飲み等)により急性アルコール中毒になり、救急車で病院に運ばれるケースが多々あります。急性アルコール中毒になると吐き気、言語障害などの症状をおこすだけでなく、意識喪失から死に至る場合もあります。お酒の酔い方には個人差がありますので、自分の体質や体調をよく理解し、まわりから勧められても無理をしないで断りましょう。特に新入生歓迎会や合宿などのイベント時においては一層の注意をしてください。

<20歳未満の人の飲酒・飲酒の強制について>
20歳未満の人が飲酒すること・20歳未満の人に飲酒をすすめることはもちろん、それを看過することも重大な違法行為です。また、相手が20歳未満の人かどうかに拘らず、飲酒の強制はハラスメントであり、許されないことです。本学はこのような行為に対して厳正に対処します。

ドラッグ

薬物を始めるきっかけは、繁華街で誘われて、あるいは友人に勧められてというものが多いようですが、一度くらいなら、と興味本位で始めると取り返しのつかないことになります。 薬物使用は、薬物依存、急性中毒、心身の後遺障害など、脳と心を蝕む大きな危険をはらんでいます。薬物乱用の害は半永久的に続き、治療を行っても完全には回復しません。また昨今、新聞報道等で知られているように、危険ドラッグと呼ばれる薬物を使用して、救急車で搬送されたり、車を運転して死亡事故を起こしたりする事件が頻発しています。大切な人生を棒に振ることのないよう、誘いはきっぱりと断りましょう。本学は、学生が決して禁止薬物に関わることのないよう強く要請し、このような行為に対して厳罰をもって臨みます。

学生ローン・クレジット

消費者金融や学生ローンを安易に利用してしまう学生がいますが、利息が利息を生んで多額の借金になり、学生生活を破綻させることになりますので十分に注意してください。 クレジットカードは現金がなくても商品が購入できるので非常に便利です。しかし、借金をしていることには変わりありませんので、利用の際は返済についてよく考えてください。

ソーシャルメディア (LINE、Instagram、X、Facebook等)

ソーシャルメディアは、技術の進歩と共に大変便利なツールになりました。その一方で、安易に扱うと、思わぬ結果を招きかねません。いったんWEB上に投稿された記事や画像は、削除したとしても履歴は残り、投稿者の意思に反して悪用されたり、一人歩きする場合があります。情報を発信する際には、それが他人にどう受け取られるか、その情報が将来の自分や就職等の進路にどのように関わるか、ということまで慎重に考える必要があります。

被害者にならないために~

有料サイトの利用 :
有料サイトは利用規約をよく確認し、料金体系を理解した上で利用してください。また、請求が来たら、支払い義務があるかどうか確認しましょう。

ワンクリック詐欺:
WEBサイト上のリンクや画像をクリックしただけで勝手に登録され、利用料金を請求されるとがあります。たとえIPアドレス等が登録されても、そこから氏名や連絡先などの個人情報が判明することはありません。身に覚えのない請求は原則として無視してください。

フィッシング詐欺:
実在のクレジット会社や銀行になりすまして案内メールを送り、暗証番号などを盗み出す手口です。メール本文中リンクをクリックすると、フィッシングサイトに誘導される危険性があります。電話や公式WEBサイトで確認しまょう

個人情報公開によるトラブル:
個人情報の公開は思わぬトラブルを引き起こすことがあります。自分自身の情報であっても、むやみな公開は控えましょう。実名や年齢、所属など、個人が特定できる情報を公開する場合には、ネット上の言動にいっそう注意してください。脅しや嫌がらせを受けた例があります。

ストーカー被害:
大学名、使用している駅の名前、旅行日程や宿泊先など、公開することによりストーキングされる恐れのある情報は公開を控えてください。  

~加害者にならないために~

他人の権利侵害:
他人の名誉を傷つけるような発言や他人の個人情報の公開は厳に慎んでください。また、自分の公開している情報が他人の著作権や肖像権、プライバシーを侵害していないか注意することも大切です。裁判に発展した例もあります。

ブラックバイト

アルバイトにおいて学生身分でありながら正社員並みに働かされることによって学業に支障をきたしたり、シフトを一方的に決められることによって授業や課外活動に参加できなくなってしまったりするなど、労働基準法に違反するケースが増えてきています。労働環境や条件に疑問を感じたら、無料相談窓口に相談してみましょう。 →労働条件相談ほっとライン:0120-811-610

悪徳商法・投資勧誘詐欺

近年、若者を狙った悪質商法に関連するトラブルが増えています。また、インターネット等を悪用した新種の商法も登場し、ますます手口が巧妙になってきています。2022年度からは成年年齢が18歳に引き下げられたため、たとえ1年生であっても、社会的な責任を問われる加害者になる可能性があります。見知らぬ人物や集まり等からの甘い言葉には、十分に注意をしてください。代表的な例に以下のようなものがあります。

  ■キャッチセールス
  ■霊感/開運商法
  ■アポイントメントセールス/電話勧誘販売
  ■マルチ商法・投資勧誘詐欺
  ■自己啓発セミナー/オンラインサロン

*トラブル防止の対策
 ・見知らぬ人からの呼び出しや路上でのアンケート・勧誘には応じない。
 ・むやみに住所・氏名・電話番号・パソコン/携帯電話のメールアドレスを教えない。
 ・曖昧な返事はしないで、いらないときはきっぱり断る。
 ・相手のペースに巻き込まれないよう、スキを与えない。
 ・うかつに署名・押印をしない。

*クーリング・オフ制度
セールスマンの巧みな言葉に乗せられてうっかり契約してしまった時に、申し込みの撤回や契約の解除ができる制度です。契約した日を含めて、訪問販売(キャッチセールスやアポイントメントセールスを含む)や電話勧誘販売の場合は8日以内、マルチ商法の場合は20日以内に、内容証明郵便や配達記録(コピーをとっておくこと)で相手先に解約通知を出してください(当日消印有効)。

*悪質商法による被害や商品事故の苦情などの相談窓口
  東京都消費生活総合センター(飯田橋)  Tel. 03-3235-1155
  千代田区消費生活センター相談専用電話  Tel. 03-5211-4314
  国民生活センター消費生活相談  Tel. 03-3446-0999
  国民生活センターWEBサイト    http://www.kokusen.go.jp/

カルト団体の勧誘

いくつかのカルト団体に関するトラブルが大きな社会問題になっており、最近上智大学内でも同様のケースが報告されています。洗脳されてさまざまな活動をさせられたり、多額の献金を要求されたりするケースもありますので、貴重な学生生活を無駄にしないよう十分な注意が必要です。また、最近ではインターネット(SNSなど)で勧誘を行っている事例も報告されております。上智大学内では、そのような勧誘活動は一切禁止されています。大学構内で勧誘されたり、勧誘しているところを見かけたりした場合には、直ちに正門守衛所(03-3238-3000)または学生センター (03-3238-3525)に連絡してください。

 *さまざまな勧誘方法

スポーツやボランティアのサークルを装った勧誘:
スポーツやボランティアのサークル/団体と偽り、宗教団体であることを隠して近づいてきた団体が宗教の話をはじめたら要注意です。

平和を考える会や自己啓発セミナーを装った勧誘:
正当な宗教サークルは名前を詐称しません。真面目な会合を装い、勉強会と称してビデオなどで洗脳します。特に拘束時間が長いものには注意してください。

街頭勧誘:
「アンケートに答えてください」「手相の勉強をしています」等と誘い、高額な商品の購入をすすめ、団体に引き込もうとします。

その他の勧誘方法
 →「学食はどこですか?」など声をかけ、個人情報を聞き出し、会合に誘ってくる。
 →「アルバイトする学生を探しているんですが・・」と声をかけ、個人情報を聞き出す。
 →「一緒に歌をうたいましょう。いろんな人と交流できますよ」と勧誘する。
 →SNS等で「楽しいサークルに参加している」と興味を起こし、団体の会合に呼び込む。

 *カルト教団の特徴
   ■宗教団体であることを隠す、恐怖を抱かせて勧誘するなど、勧誘の方法が正当でない。
   ■教祖や教団組織に盲従させ、教団組織の外の世界を極端に悪く言う。
   ■信者の過去や人間関係を否定し、家族や友人から遠ざけようとする。
   ■異常に厳しい生活上の決まりがあり、信者の個性を尊重しない。
   ■外部からの情報を規制する、又は否定する。
   ■伝統的宗教を極端に軽蔑している。

~もしおかしいと思ったら~  

・  個人情報(名前・電話番号・住所・メールアドレス・SNSアカウント等)を絶対に教えない。
・  はっきり断りましょう。その宗教がよいものだと信じ、善意で勧誘してくる人も多いです。
  たとえ勧誘した人がやさしく思いやりのある人に思えても、きっぱりと断ることが必要です。
・  誰かに相談してください。「友人や家族には話さないように」等と言われたら、社会から
  隔離しようとしているなどカルト教団である可能性が高いので絶対に従ってはいけません。
・ カルト教団かどうかはっきりしない場合にも、迷ったら必ず学生センターへ相談してください。
・  友人の様子がおかしくカルト教団との関わりが疑わしい場合も、学生センターへ相談してください。

ハラスメント

本学は、公正で安全な学生生活環境を保障するため、セクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメントの防止に努めています。
本学ハラスメント関係WEBサイト:https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/soudan/harassment/

 ~被害に遭ったら~
 ・「ハラスメントかもしれないけど、自分にも落ち度があるのかも・・・」などと悩まずに、
  まずは相談してください。
 ・各相談窓口で相談を申込むと、相談員と面談し、一緒に解決方法を考えることができます。
 ・相談で解決しないときは、大学内の手続きにのっとり、苦情の申し立て等を行うこともできます。
 ・いつ、どこで、どのような被害に遭ったかなどの被害状況を記録しておくと、問題解決時に
  客観的な判断の材料になります。
 ・暴力や性被害など、身に危険が及ぶ可能性がある場合は、緊急の対応が必要です。
  ただちに警察へ連絡をしてください。

 ~加害者にならないために~
  学生同士の上下関係でも後輩は「No」が言いにくいものです。研究室、課外活動などにおいて、
  指導する立場にある人は、後輩に対する指導がハラスメントにあたらないか、注意してください。

 *相談方法等について
 学内におけるハラスメント相談の申込みは、「ハラスメント相談受付窓口」(事務部局の窓口・電話)
 及びWEBサイトで受け付けています。
 https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/soudan/harassment/reception_desk/
 また、学外に設置している外部相談窓口では、専用ホットライン、WEB、書面又はEmail により相談
 が可能です。詳しくはLoyola掲示板に掲載の本学ハラスメント外部相談窓口サイトを参照ください。
 https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/soudan/harassment/external_cosultation/

ストーカー

ストーカー行為は恋愛感情のもつれなどから始まりますが、エスカレートすると被害者への暴力など深刻な犯罪につながる危険性もあります。ストーカーの被害を受けていると感じたら、なるべく早く大学や警察に相談してください。また気が付かないうちに自分が加害者になっている可能性もあります。相手の立場に立って自分の行為を振り返ってください。

 *ストーキングされていると感じたら
  ・ 家族や友人、大学に相談し、身の危険を感じることがあれば直ちに警察に相談してください。
  ・ 警察や弁護士に相談する際の資料として、メールや写真といった証拠を残しておきましょう。
   日記をつけておくことも有効です。
  ・ 一人暮らしの場合は防犯上の注意を怠らないことが重要です。
   ドアを開ける際等にも注意しましょう。

 *加害者にならないために
  自分の気持ちを伝えたくて、頻繁にメールや電話をしたり、連絡が取れないので教室や校門で待つ
  ことがあるかもしれません。しかしこのような行為は、相手にとっては迷惑なばかりか、嫌悪や
  恐怖を感じるものかもしれません。相手が少しでも嫌がるようなら、すぐにやめましょう。
  一方、「ストーカーをやめたいのに、やめられない」ことに苦しむ人も増加しているそうです。
  恋愛関係や友人関係での悩みは自分だけで抱えず、カウンセリングサービスに相談してください。

 *ストーカー行為とは
  ストーカー行為はストーカー規制法で処罰の対象となります。
  ストーカー行為は次のような次のようなものを言います。

  ・ つきまとい  ・ 無言電話     ・ 乱暴な言動   ・ 性的羞恥心の侵害
  ・ 待ち伏せ   ・ 監視していると告げる行為 ・ 連続した電話/Eメール/SNS
  ・ 押しかけ   ・ 面会       ・交際の要求
  ・ うろつき   ・ 汚物などの送付  ・ 名誉を傷つける言動
  ・GPS機器などで相手の位置情報を無断で取得すること

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