国際教養学部国際教養学科2年(実習先:駐日カメルーン大使館)2022年度参加
国際教養学部の教育理念であるリベラルアーツ教育を通して政治経済、芸術、国際関係など多様な分野に触れたことをきっかけに、諸外国と日本の文化的、経済的橋渡しを担う存在である大使館でのインターンシップに興味を持ちました。
人類学、社会学研究に関心がありフランス語を第二言語として履修する私にとって駐日カメルーン大使館・領事部様でのインターンシップはアフリカ文化に多角的な方面から触れられる事ができる最も理想的な実習先でした。
領事部では、日本に滞在するカメルーン人のサポートのみならず、査証発給手続き、国内企業との連携、他国大使館との情報伝達などを中心にさまざまな業務に携わらせて頂きました。
業務上の手紙やアフリカ文化について書かれた年間報告書の翻訳、出生証明書、婚姻具備証明書の記入をはじめとする領事部ならではの業務を通して国際関係や外交関係だけではなく日本とアフリカという全く異なる文化に触れることができ、新しい発見が数多くありました。また来客対応や電話対応を通してカメルーンの方々と実際にコミュニケーションを取る機会もあり、普段あまり触れられることのないアフリカの方の国民性や文化的側面にも触れることができました。
日本語、英語、フランス語の3カ国語を用いて業務を行うグローバルな環境で働きながら、社会において必要とされる様々なスキルも学ぶことのできるこのような貴重な経験を国内でする事ができ、大学生活での学び、研究活動だけにとどまらず今後のキャリアへの視野を広げることができました。この体験を可能にしてくださった大使館職員の方、グローバル教育センターの方々をはじめとする全ての方に感謝致します。