外国語学部イスパニア語学科4年(実習先:智利三菱商事会社)2022年度参加

前列右から3番目

私は入学当初から留学を考えて、学科の勉強に励んでいましたが、コロナの影響で留学を諦め就職活動を始めました。しかし、やはり学生のうちに長期で海外滞在を経験したいという思いに蓋をできなくなったタイミングで、この募集を知りました。語学だけでなく、実際に海外での仕事を約半年間経験できる本インターンシップは私にとって非常に魅力的であり、自分の力を試せるチャンスだと考え、応募に至りました。

基本業務は、社長とCFOの下での業務のサポート、CSR関連、チリ政治経済情報のアップデート、社内外の訪問者の受入れ、社内外のイベントなどを行いました。また、営業部門の社内会議への参加や、毎日のチリ主要ニュースの翻訳業務を通じて、これまでイメージが持てずにいた商社の海外拠点ビジネスについて理解を深めるとともに、政治・経済について学ぶことができました。さらに、渡航前は想像にもしていなかった、公的イベント、国内外への出張、子会社での約10日間の研修、社内外の方との会食という貴重な機会をいただき、商社に限らず、海外で活躍する多数の社会人の方々と話せたことは、自身のキャリアを考えるうえで非常に有意義な時間でした。

約半年間の実習を通して、最も大きな収穫は、コミュニケーション能力と適応能力の向上です。多岐に渡る業務と、年次も業種も異なる社会人の方々との交流を経てこれらの力を伸ばすことができたと考えます。

業務だけでなく、日本ではできない経験を積むことができたチリ滞在は、自身にとって大切な財産になりました。お世話になった方々への感謝を忘れず、この経験を今後に活かし、成長していきます。