総合グローバル学部総合グローバル学科3年(実習先:アフリカ開発銀行(AfDB)アジア代表事務所)2025年度参加
私は約1ヶ月間、アフリカ開発銀行(AfDB)のアジア代表事務所でインターンシップに参加しました。アフリカ開発銀行は、アフリカの経済的・社会的開発を担う国際開発金融機関 です。アフリカ域内外81カ国が加盟し、アジア代表事務所は、域外加盟国である日本・韓国・中国・インドの4カ国を担当しています。
参加の理由として、学部生として国際機関で働ける貴重な機会であったこと、日々の授業での学びや「アフリカWeeks」といった学内活動を通じて深まった「援助者ではない立場としてアフリカにどう関わるべきか」という問いに迫りたかったこと、そしてTICAD9(第9回アフリカ開発会議)が横浜で開催された特別な機会であったことが挙げられます。
実習では、アジア地域加盟国に関するファクトシートや講義資料のデータ更新を担当しました。より正確なデータを集めその入力を行うだけでなく、収集した情報を図表で可視化し、学生視点でより理解しやすく伝える工夫を常に考え業務にあたったことは、私自身にとって大きな成長の機会となりました。また、TICAD9ではブース対応等を通じて、国際開発金融機関が日本企業やベンチャー、官庁と協働する姿を間近で体感しました。
職員の方々が意見を前向きに受け止めてくださったことで、自らの提案に自信を持ち挑戦できました。また、代表事務所や本部の職員との交流は、私のキャリア観を大きく広げ、大学院進学や国際公務員といった道を現実的な選択肢として考える契機となりました。
社会と自分の興味分野の接点を知ることができる貴重な機会なので、このインターンシップ科目にぜひ挑戦してほしいと思います。