2021年度「グローバルインターンシップ（短期）」参加

私は、昨年の春期休暇に「バンコク国際機関実地研修」という海外実践型プログラムに参加していました。そこでタイの少数山岳民族が様々な深刻な問題を抱えていることを知り、プログラム終了後もこの問題についてもっと学びを深めたいと思っていました。また、プログラムの参加者としてではなく運営を行う側の経験もしてみたいと考えていました。そこで、タイで行われる海外実践型プログラムを企画・運営しているSophia Global Education and Discovery Co., Ltd. (Sophia GED) のインターンに参加させていただきました。

実習中は、タイのチェンライ郊外にある、イエズス会が設立した高等教育機関である「ザビエル学習コミュニティー」をホスト校とする上智大学と関西学院大学との合同プログラム等に運営スタッフとして参加し、プログラムの事前準備やオンライン実施にかかるサポートをしていました。また、Sophia GEDのホームページやフェイスブック用の記事の作成、プログラム終了後の報告書の取りまとめ等の業務も行いました。

このインターンシップを通して、現地の人の声に耳を傾けることの大切さを実感しました。というのも、今までは講義を受けたり、ニュースを読んだりすることで知識をつけ、それで満足していました。しかし、業務中に現地の方と関わる中で、自分がこれまでに学んできたこととは異なる文化や環境に身を置き、様々な問題を抱える方々の存在を知ることができました。この経験から、将来は現場の声を直接聞くことができるような職業に就きたいと強く思うようになりました。また、プログラムを運営する中で、自分が伝えたいことが相手に上手く伝わらない、現地の方の会話の意図を汲み取ることができないという経験をし、自分の語学力がまだ十分なレベルに達していないことを痛感しました。

3年生になる前に自分の就活の軸や弱みを見つめ直すことができたことは、私にとってとても大きな収穫でした。この経験を将来のキャリア形成に存分に活かしていきたいと思います。