私は、8/29から9/9までの２週間UDトラックス株式会社様でのインターンシップに参加しました。私は自動車部に所属していることから自動車産業に興味を持っており、また、自分の学んでいる学問やこれからの研究がどのように実際の現場で運用されるのか包括的に学びたいと思い参加を決めました。

私の配属先はオペレーションE2E　OtD部門で主にUDトラックスにおける物流部門を担う業務を行う部署でした。2週間の実習では主にロジスティクス部門を紹介する15分程度のビデオを作成することを最終目標に、物流部門の4つの部署を物流の上流から下流に向かう形で訪問しUDトラックスにおける物流の果たす機能について学びました。実際に在庫管理を行う端末を使って業務を体験させていただいたり、工場内での部品の移動について実際に工程を見ながら説明していただいたりしました。

2週間の実習を通して、自分のこれまでの学びが、「頭でっかち」になっていたなと痛感しました。現場でのオペレーションは理論よりももっと複雑で、物流以外の様々な要因を考慮する必要があり、理論を基盤としたうえで現場での実際の運用を考えるのがロジスティクスの役割なのだとわかりました。

インターンシップ参加前から大学院に進学することは決めていましたが、将来どのような仕事に就くかはほとんど決めていませんでした。今回インターンシップに参加したことによって、製造業に就きたいと強く思うようになりました。実際にものを作って運んで売るというプロセスは、いくらITが進んでもなくなることはないし、人間が物質的な存在である以上、その暮らしを支えるものが必要であるからです。そのために、自分の専門性をより高めて自分の能力が社会へどのように返還できるか考え続けたいと思います。