理工学部 情報理工学科 2年(2023年度ノースカロライナ大学シャーロット校【理工系】<アメリカ>)

2024年2月19日~3月10日の3週間に渡って実施された海外短期研修「ノースカロライナ大学シャーロット校【理工系】」に参加しました。

広くてなんでもあるキャンパス。

①プログラム(学習)内容について

 このプログラムは上智大学生向けにのみ開講されているもののため、9名の参加者全員が日本人でした。
 講義内容としては大きく2種類に分けて実施されます。
 一つ目は、様々な英語表現や文法等を学んだり、授業中に簡易な科学実験を行って簡単な発表を行ったり、テレビ通販の番組を参考にプレゼンを行ったりするものです。
 もう一つは、自然科学に関係する施設を訪れるにあたって、関連する英単語を学ぶ授業です。施設見学では、大学内にある発明用のスペース、電池の研究所、ロボットの研究所、浄水場等を実際に見学しました。
 大学での講義の他にも、文化学習としてのセグウェイツアー・アイスホッケーとバスケの観戦・現地学生との交流会等があり、いずれも参加必須のため現地学生との交流も深めることができます。
 ただ講義を受けるだけでなく、実際に研究所等を訪れてより実践的な感覚を養うこともできるのがとても面白かったです。

 他にもペンパルという、現地学生と事前にSNSを通じて交流を深め、現地で実際に会うことができる制度があります。参加者全員が上智生ではありますが、現地学生と友達になる事ができるのも、このプログラムの魅力だと思います。

皆でセグウェイ体験も!きれいな街並みを楽しめます。
日本愛好サークル(Nihon Club)の学生との交流会も設けられました。

②難易度について

 私の出発前の英語力は英検準一級レベルで、スピーキングには多少の自信があったものの、語彙力やリスニングには自信がなく、不安を抱きながらプログラムに参加しました。

 しかしいざ参加してみると、現地に行っている間、聞き取れないことは何度かあったものの、大学の先生をはじめとする現地の皆様は、聞き返すと丁寧に教えてくださるので、そこまで難易度を高く考えなくても大丈夫ではないかと思います。

③現地での生活について(宿泊形態・治安等)

 現地では大学寮に滞在していました。全体的にしっかりと整えられた寮で、生活に必要な食器や調理器具なども揃っていました。※ 布団が羽毛でなかったのですが、寮のスタッフさんに声をかけてみたらブランケットをくれる等、フレキシブルな対応もしていただけました。
 寮だけでなく、大学全体として緑が非常に多くきれいな場所で、近くの寮に住む学生が挨拶をしてくれるなど、とてもフレンドリーで安心できるエリアでした。大学内にはリスがたくさん住んでいたのがお気に入りでした。
 キャンパス外では、夜の電車や高架下にはホームレスの方がおり、物乞いなどもされますが身の危険を感じる程ではありませんでした。
 キャンパスはかなり清潔に保たれており、発明・実験用のスペースやパソコンルーム、プレゼン動画作成用の部屋がある大きな図書館が利用可能など、とても充実していました。

※滞在方法は年度によって異なる可能性があります。

寮の外観。とても綺麗な寮でした。

④後輩・次年度以降の参加者へのメッセージ

 プログラム内容とも重複しますが、語学力を高めるための座学を受けるだけでなく、実際に研究所等を訪れながら学ぶことができる点は、理工系プログラムならではのポイントだと思うので、理工学部の方には是非参加をおススメしたいです。
 現地学生との交流会もかなり充実しており、イベント外でも一緒にランチをしたり寮で一緒にお菓子作りをしたりと留学生活ならではの経験もたくさんできます。また、ノースカロライナ州には「サウザンホスピタリティ」と呼ばれる精神が根付いており、バスの運転手さんが乗客全員にグータッチする等非常にフレンドリーな文化を体験できます。
 学食のアイスはチョコ&ラズベリーが一番のおススメなので、参加した際は是非食べてみてくださいね。

プログラムアシスタントさんと一緒に!