経済学科 松間 一晃 (テキサス大学オースティン校<アメリカ>)
交換留学 2015年秋学期~2016年春学期
私はアメリカのテキサス大学オースティン校へ、2015年8月~2016年5月の間、上智大学の交換留学生として行っていました。今までの人生はずっと日本で暮らしてきていましたが、「将来英語が話せるようになりたい」という思いから、交換留学へ行くことを決意しました。
上智大学では、交換留学の制度が伝統的に非常に充実しているため、交換留学を志願する学生には広くチャンスが与えられています。私も大学4年間は体育会アメリカンフットボール部でほとんどの時間を過ごしましたが、部活動をやり遂げて、大学5年次生から留学へ行くことができました。大学生のうちに絶対留学へ行きたい方、留学プラスアルファで何かに打ち込みたい方にとっては、上智大学の留学制度は非常に充実したものだと言えます。
留学先のテキサス大学のあるオースティンですが、人種差別が残るテキサス州というイメージとは違い、リベラルで、外国人にも非常にやさしい街です。また、音楽の街としても有名で、6th Streetのライブミュージックや、ACL(Austin City Limits Music Festival)、SXSW(サウスバイサウスウェストという音楽映像のイベント)といった世界的なイベントも開催されます。
学業に関して、私が留学先で力を入れたことは二つありました。一つは大学のUSITという投資について学ぶサークルに入り、ピッチコンテストに参加したことです。80名ほどのメンバーに対して、自分のグループが担当する企業のプレゼンテーションを行いました。もう一つは、起業の講義を取り、現地の投資家に対してプレゼンを行い、資金を獲得したことです。5人のチームに分かれて一か月間ほど仲間と議論を重ねてビジネスプランを練り、15分間のプレゼンを作りました。そして授業内のお金ではありますが、$100,000獲得することができた瞬間は交換留学のなかでも最も達成感を感じました。
実は、留学を始めたばかりのころは自分の英語力の低さが嫌で、保守的になっていた時期もありました。しかし、そんな時に偉大な先輩から、「アメリカで受け入れられるには、どれだけ自分のクローズドマインドやシャイさをぶち壊して、フレンドリーでアウドゴーイングになれるか」だと言われ、そこからは、思い切りやって失敗してもいいやと振り切れることができました。起業の授業も、はじめは周りのレベルが高く、全く貢献できずに悔しい思いもありましたが、次第に自分の役割を見つけることができました。同じチームだった仲間とは今でも連絡を取り合う仲です。
これから社会人として働く際も、国の垣根を越えて働ける人間になりたいと考えています。また、アメリカで学んだ挑戦していく気持ちも大事にしていきたいです。みなさんも、上智大学でいろいろなチャレンジをしてみてください。