看護学科 早川 琳子 (ミズーリ大学コロンビア校<アメリカ>)
交換留学 2015年秋学期~2016年春学期
私はミズーリ大学コロンビア校という所に1年間留学しました。広大な大地の中に大学だけがポツンとあるような、非常にアメリカらしいキャンパスでした。車がないと何処にも行けない環境は、東京で育った身としては苦痛でした。ですが、10か月生活してみて田舎ならではの良さを見つけることが出来ました。まず安心・安全のキャンパスライフだったこと。次に英語を鍛えるには絶好の環境だったということ。そして、人のつながりや温かさに触れることができたということです。
在学中は、寮に入りました。食事は主に学食でとっていましたが、週末になると友人たちとダウンタウンで食事をとっていました。この大学では多くの課外活動が行われており、私は社交ダンスのサークルに入っていました。週2回のレッスンで、現地の友人を作る良いきっかけとなりました。長期休暇中は、友人とニューオーリンズ、NY、テキサス、フィラデルフィア、フロリダ、アリゾナとアメリカ各地を旅行しました。楽しかったですが予想以上に費用がかかった為、旅行する際は十分に計画を立ててから行くことをお勧めします。
私は看護学科ですが、留学中はあらゆる分野の授業をとっていました。社会学、宗教学、スペイン語、観光学などなど… 現地の学生を同じように講義を受けて良い刺激を得られました。今や留学はメジャーなものになりつつありますが、看護学科で留学する人はまだまだ少数です。私も直前まで多くの人に反対され、留学するか非常に迷いました。留学に行ってからも初の海外長期滞在、初の一人暮らしと初めてだらけの毎日は失敗の連続でした。言語の壁だけでなく、文化や風習の違いに悩むこともありました。ですが失敗を積み重ね自分なりに試行錯誤した結果、視野が広がり精神的に成長することが出来たと感じています。語学力向上という目標も達成することができました。交換留学という体験は、自分の人生に深みを出してくれる非常に価値あるものだったと感じています。