2022年度 上智大学卒業後動向実態調査
2023年1月に実施した卒業生アンケートの結果です。卒業後3年、5年、10年目の卒業生のうち、ソフィア会に住所のご登録をいただいている国内在住者に葉書で回答への協力を依頼し、890名の方から有効なご回答をいただきました(住所捕捉者に対する回収率は16.1%)。ご多用の中、アンケートにご協力いただきました卒業生の皆様には感謝申し上げます。
報告書
概要
- 学び・大学生活に関すること
- DPについて、卒後から近いほど「身についた」と考える卒業生が多い。役立っている卒業生が60% 強なのに対し、学生が身につけるべきは90% 程度。
- DPに記載がなくて必要な知識・能力・態度があると回答した卒業生は1/4 程度。コミュニケーション能力や多様性の理解、他者受容の態度、問題解決能力など。
- 第一志望層が6割弱。私大併願と国公立大併願がそれぞれ2割弱。上智大学で自分の将来に必要な学びを得ることができた卒業生が9 割。
- 留学経験のある卒業生は4 割弱。「語学力を身につけたい」「海外生活を経験してみたい」が留学動機として高い。
- 半数の卒業生が成長を強く実感。「やや実感」も含めるとおよそ95% の卒業生が成長を実感。
- 力を入れていたことは「人との交流」がトップ。「教養を身につけるための勉強」「専門分野の勉強」「語学に関する勉強」も高スコア。
- 満足度は総じて高いが、「就職・進路支援」「学生窓口対応」の満足度がやや低い。
- 大学全体のNPSは23.9 。高活性クラスタ、語学・留学重視クラスタのNPSが高く、努力最小限クラスタ、学生生活重視クラスタのNPSが低い。
- 推奨の理由は「教員や友人との出会い」。批判者からは「この大学だからこそ得られたものはない」というコメントが複数。
- 推奨者と批判者を分かつ要因は「カリキュラムの満足度」。全体的な成長実感も影響している。
- キャリアに関すること
- 卒業から時間が経過すると転職回数が増える。「国内資本の企業」が減少し、「海外資本の企業」「公務員」「専業主夫・主婦」が増加。
- 就業形態は卒後年数で大きく変わらない。卒後年数が増えると職位は上がる。
- 卒後年数が増えると収入が増える。
- 6割以上の卒業生が卒業後にキャリアパスに満足している。卒後年数が増えるとキャリアパスに不満を抱えている卒業生がやや増加。
- 寄付に関すること
- 寄付経験のある卒業生は1割程度。
- 寄付意向の高まる施策は意見が分かれている。
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