ASEANハブセンターは、タイの首都バンコクに設置されている本学の海外拠点です。タイに留まらずASEAN地域全体の中で「ハブ」としての役割を担っていくセンターであることを目指し、「ASEANハブセンター」と名づけられました。政府・国際機関、高等教育機関や企業との連携事業のほか、留学生募集や派遣留学生の就学支援など、東南アジア地域における本学の教育・研究交流活動及び人的交流事業の拠点として活動を展開しています。また、本学が域内の有力大学と行っている双方学生交流事業であるSAIMSプログラム の活動拠点としても期待されております。2015年2月の開設以来、シンポジウムやセミナー開催支援、留学フェア支援、海外実践型プログラムの準備と引率、タイでの海外ゼミ旅行支援、など様々な支援を行ってきました。

今般、東南アジア地域における本学の拠点活動のさらなる展開を目指して、ASEANハブセンター機能の強化と活性化を図るため、事業会社、Sophia Global Education and Discovery Co., Ltd.(略称:Sophia GED)を設立し、2019年5月1日より事業を開始しました。ASEANハブセンターは、Sophia GEDと共に、同地域における本学のネットワークを生かし、本学の学生をはじめ日本や東南アジアの多くの方々に、スタディーツアーやサービスラーニングを中心に、特色のある質の高い教育・研修プログラムを提供していきます。


開設日:2015年2月1日
ASEANハブセンター(バンコク)センター長
Sophia Global Education and Discovery Co., Ltd.代表取締役
廣里恭史
住所:159/16 Serm-Mit Tower, 10th Floor, Room 119, Sukhumvit 21 (Asoke) Road, Klongtoey-Nua, Wattana, Bangkok 10110
EMAIL:aseanhub-ofc@sophia.ac.jp

廣里恭史ASEANハブセンター長(本学グローバル教育センター教授)からのメッセージ

ASEAN共同体が発足し、6億人強の人口を抱えるASEANにおける市場統合が進行中です。特に、輸送インフラが急速な整備され、タイを中心とする東南アジアの物流環境・人的交流は、かつてないほどの高まりを見せており、日本企業も積極的に進出をしています。特に、バンコクには、主要な国際機関が集積しており、アジア・太平洋における国際機関の地域拠点となっています。またタイを始めとする東南アジアには、日本への関心や日本語学習熱が非常に高い国が多く、日本への留学者数も近年上昇を続けています。
ASEANハブセンターは、Sophia GEDの設立により、バンコク中心地の一つであるアソック通りに移転され、私(常駐の教員)とスタッフ3人の体制となり、教育・研究交流活動と人的交流活動を強化して行きます。本学の建学及び教育精神に基づき、「メコン経済回廊スタディーツアー」「北部タイ・サービスラーニングプログラム」「国際機関実地研修」などの海外実践型プログラム(2単位付与)を企画・実施することによって、国際社会貢献意識の高い次世代のグローバル人材の育成を目指します。さらに、ASEANハブセンターにおけるインターンシップも準備中です。皆さんも、是非、これらのプログラムへ参加し、今後の勉学・留学やキャリア形成の指針となる体験をなさって下さい。